Page 672 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼偏差値と志望校決定 バニラアイス 04/2/25(水) 10:11 ┣Re:偏差値と志望校決定 おめでとうございます 04/3/7(日) 1:35 ┗Re:偏差値と志望校決定 教えて下さい 04/3/7(日) 3:28 ┗Re:偏差値と志望校決定 バニラアイス 04/3/8(月) 15:06 ┗Re:偏差値と志望校決定 バニラアイス 04/3/8(月) 15:22 ┗Re:偏差値と志望校決定 教えて下さい 04/3/8(月) 16:16 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 偏差値と志望校決定 ■名前 : バニラアイス ■日付 : 04/2/25(水) 10:11 -------------------------------------------------------------------------
入試を終え、幸いにも第一志望に合格できた子の親です。 子供の年間平均偏差値と合格した学校の偏差値は10以上の開きがあります。 我が家の経験が来春以降入試を迎える方たちの参考になればと思って書込みます。 子供は男です。4年から勉強しましたが気分にムラがあったり風邪をひきやすかったりで、テストの結果は上がったり下がったりの繰返しでした。 6年になってもこの状態が収まらないので、志望校決定は苦労しました。 丈夫とは言えないので、男と言えどもあまり遠い学校は避けました。 偏差値が安定してくるのを待とうと思っていたら、夏以降どんどん下がってきてしまいました。 2学期は学校が行事のオンパレードで、疲れてしまったり、寒くなるにつれて風邪を繰り返したりしたからと思って、一生懸命健康管理をしながら励ましつづけたけど、12月になっても偏差値は下がりました。 一番良かったときとの差は15以上になりました。 そんな時期まで様子を見ているべきではなかったかと後悔しましたが、悔やんでいても始まらないので、いったい何が原因で点が取れないのかを調べました。 結論は、試験を解くときにあせること、うっかりの連発、理社の知識の定着が足りないこと、でした。さすがに秋以降になると、子供自身もあせりだします。それがうっかりミスにつながっていたようです。ミスと言ってもバカにできないほどの量で、これでは偏差値が下がるはずとわかりました。一方過去問は自宅で落ち着いて解くのでどれも合格ラインを超える点数が取れてました。 子供が結果として大逆転ともいえる合格を手にしたのは、この時の現状把握と対処がうまく行ったことが大きく関係してると思います。 なんで偏差値が下がるのか、その原因を見つけ、それに対処できたことがプラスになったと思います。 もしこのとき原因がミスではなくて根本的に解けないという状態だったら、あるいは過去問との相性が悪かったなら、志望校を変更しないとダメだったと思います。 よく、偏差値が足りてたのに不合格だったとか、偏差値が下がったから学校を変えるとか言いますけど、その前に子供の解答用紙を一生懸命見ることをお勧めします。 子供が何をどう考えてどう解いてどう間違ったのか、その間違いは受けたい学校にとって致命的ではないか、どうすれば治るか、残された日数で間に合うか、そんなことばかり必死に考えました。 こんなやりかたがすべての人に当てはまるとは思いません。 でも、最後まであきらめないでとよく言われるけど、何をどうあきらめずにがんばればいいのかは言われません。 うちではこんなふうに頑張ったよという例です。 1人でも参考になる人がいたら嬉しいです。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; T312461; .NET CLR 1.0.3705;...@d28f3c81.now.mfnet.ne.jp> |
▼バニラアイスさん: >1人でも参考になる人がいたら嬉しいです。 とても参考になります。 我が家は、新6年生でまだここに書けるような偏差値はとれていません。 神谷町あたりを希望しています。 いろいろとご相談できるとうれしいです。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows 98; Win 9x 4.90; (R1 1.3))@itbs095n067.ppp.infoweb.ne.jp> |
うっかりミスの克服方法をぜひ具体的に教えて頂けますか? 男の子ですが、忘れ物も多い子です。 学年で一人しかできなかった難問が解けているのに うっかりミスが多く得点力が低いのです。 質問の読み間違えで答えていることが違うとか、単位を付け忘れるとか。 夫の子供時代とそっくりなそうなので、遺伝?なのでしょうか。 彼のミスが無くなったのは、高校時代だそうです。 私は、几帳面?な性格らしく、うっかりミスも忘れ物もあまり覚えがないのです。 学校のテストが帰ってくる度に、大きなため息がでます。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@usen-221x116x19x2.ap-US01.usen.ad.jp> |
▼おめでとうございますさん・教えて下さいさん: ご参考になった方がいらして嬉しいです。 まず、問題の読み違えについては、よく読む、それしかないんですが、じゃあどうやって”よく読む”か、です。 具体的には設問文に書かれている、問題を解く条件・解答すべきこと・解答方法に下線を引いたり丸で囲んだりさせます。国語なら字数や抜書きかどうか、算数なら単位、その他漢字指定、記号で、などの指示に必ず印をつけさせます。 これは国語の素材文を読むときも同じです。キーワード・要旨・接続詞・段落の切れ目などにしっかりと印をつけさせます。 実に簡単なことですが、我が子は相当しつこく言い聞かせた上に、本人がそうすれば間違いが減ることを実感しない限り実行してくれませんでした。 算数の計算ミスについては、まず字をきちんと書き、式は行をそろえる。6だか0だか自分でも分からない数字を書いたり、あちらこちらに式が飛んでいる時はたいてい間違えましたし、見直ししようとしても、自分で自分の論理が追えなくてお手上げでした。 また、2桁以上の計算は必ず筆算させました。横着をして3桁÷2桁を暗算などしていることがよくあり、時間ばかりかかって結局間違いでした。どのように計算しているか、横に張り付いてチェックするとよく分かります。実に自分勝手にやっているものです。 また、お恥ずかしいことに繰上り・繰下りのミスも結構ありました。これはもう恥を捨てて繰上り・繰下りの数を左手で覚えさせました。(2ならチョキを出しておく)…ハズイけど効果はめきめきでした。 文章題は、出来るだけ図や表・グラフを書くことです。書かなくても解けることも多いですが、図示することで問題の条件を取り違えることが減りましたので、出来るだけ習慣付けるといいと思います。最近の男子校の算数では、ひたすら書き出して解答するタイプの問題も多いように思いますので、面倒くさがりタイプは頑張りが必要です。 理社の用語はひたすら書かせました。間違えたらその都度10回書く、これはうっかりタイプの子には実に面倒くさいので、それが嫌で必死に覚えるようになりました。 どれもこれも、たいていのお子さんはきちんとできるであろうという実に当たり前な内容ですが、こうすればミスが減る、と言うことを本人が納得するまでは、その当たり前をやってくれませんでした。 納得させるために間違えたら一緒に分析し、ミスだと分かったところで、「どうすればこんな間違いしないで済んだと思う?」と問いかけました。 さすがに受験間近で本人にもこのままではマズイという実感があったらしく、「線を引く」「よく読む」「きれいに書く」などの返事が出てきましたので、じゃあ次は頑張ろうと言い聞かせました。 そして次にちゃんとできたときは、褒めちぎりました。「ちゃんと線を引いたから正解だったね。良かったね。本番もきっと出来るよ。」 これを繰り返すうち、見る見るミスは減っていきました。お尻に火のつく時期だったということもあると思いますが、やれば出来る、を実感できたのも良かったように思います。 うちは、もう1つ時間制限を気にしてあせるとミスを連発するという傾向もありましたので、入試では全問解けなくても大丈夫なこと、その代わり解ける問題を確実に解くことが大切なことを、繰り返し言って聞かせました。 こんなところですが、お役に立てますでしょうか。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; T312461; .NET CLR 1.0.3705;...@d28f3c81.now.mfnet.ne.jp> |
追加です。 「難問を学年で1人だけ解けた」というように力のある子だと、親御さんも子供さんもミスで失点していてもあまり重大なことと思わない傾向があるかもしれません。 我が家でも夏頃までは、成績が悪いことがあっても、「うっかりだから、分かっていないわけじゃないから大丈夫」と甘く見てしまっていて、子供に「気をつけるのよ」と注意するだけで済ませてしまっていました。 でも、子ども自身が「なんだボケじゃん。大丈夫。」と思ってしまっていた結果、秋以降の下降につながってしまいました。 もっと早くから注意して直させておけば、偏差値が下がって心配する必要もなかったでしょう。偏差値がすべてではありませんが、無視するわけにも行かないのですから。 我が家は我が家なりの判断で、子供の偏差値よりも大幅UPの学校を選び、幸いな結果となりましたが、踏み切るには相当な勇気が要りました。 原因がミスなら早めに直しておくに越したことはないと思います。それでもぎりぎりまで来てしまったら、諦めずに我が家の例を思い出して頑張ってください。男子は気づくのが遅いですけど、気づいたらドンとやってくれます。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0; T312461; .NET CLR 1.0.3705;...@d28f3c81.now.mfnet.ne.jp> |
バニラアイスさん: 具体的に事細かくお教え下さり大変参考になりました。 ありがとうございます。 読みながら、我が子と同じ!と何度も思える個所がありました。 我が子は、難問が解けなかったお子さんより得点が取れずに悔しい思いは経験しているのですが、相変わらずだったのです。 其の時はミスを痛感するのですが、のど物すぎれば・・・のようです。 繰り返し体に覚えさせる事が必要なのですね。 受験までまだ数年ありますので、バニラアイスさんの貴重なアドバイスはプリントアウトしていつも傍らに持っていたいと思います。私の精神安定剤にもなりそうです。 メゲていた私はバニラアイスさんの努力に大変力付けられました。 私も遺伝子?に負けず頑張ります!! 本当に貴重なアドバイスをありがとうございました。 <Mozilla/4.0 (compatible; MSIE 6.0; Windows NT 5.0)@usen-221x116x19x2.ap-US01.usen.ad.jp> |