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2003/12/26(金)06:39 - Situationによる(2) - 9191 hit(s)
大丈夫です。どうせ年末ですから。
最後に以下が青学の問題にあてはまるかどうかはわからない(そこまで細かく問題文を読んでいないので)が(実は私は、受験の必要がない中学3年生に英語を教えています:本職は別にありますが)、普段私が彼らに何度も注意している英文読解のコツをご参考までに。
1.エッセイや論文の場合、筆者は結論を第一段落または最終段落(しかも最後の文章)に持ってくることが多い。ただしこの原則は物語文にはあてはまらない。
2.時制に気をつけること。とくに時制の「ズレ」にセンシティブになること。これは「過去完了」を既に学んでいる場合には相当重要ですが、中学範囲を超えているかも。知らなかったら無視してください。
3.助動詞に気をつけること。なぜある文章のある部分で、@単なる動詞ではなく、助動詞をわざわざ挿入しているのか、Aある特定の箇所ではなぜmay,might,can, couldであってwill,wouldではないのか、を考えることは初学者レベルでは特に重要です。(may,can等は筆者に100%の確信がないが、willとwouldを使う場合は、意識的かどうかは別として、筆者はその事実を100%間違いなく将来に起こると思っている、等。Aは中学範囲を超えているかもしれないので、「可能性」のmay,might,can,couldを知らなかったら無視してください。)
4.筆者は読者に「わかってもらいたい」と思って書いている事を忘れないように。日本の書き手よりも外国の書き手の方がこの傾向が強いという印象を私は持っています。つまり、想定している読み手のレベルには難しすぎる単語や表現をその前後で説明するクセがある。or やin other wordsという表現を用いて同じ内容を違う表現で説明してくれることが多い。貴君が受けるのは入試問題なのですから、レベルを合わせるという点については出題者も相当気を使っているはず。貴君の語彙力は他の受験生に引けをとらない。つまり貴君にわからない単語は他の受験生にもわからないと自信をもって、わからない表現に出くわしたら、あわてずに@文末の註で説明されていないかどうかを探す、Aその前後にorやin other wordsや「−(ハイフン)」ないかを探してみる、ことでかなり解決するはずです。
以上です。
勉強はおしなべてそうなのですが、特に英語は、「1日だけだったら誰でもできること」を「3年続けられるかどうか」で実力の差が大きく出る科目です。入試までたかだか数十日。絶対できると自分を信じてがんばってください。
良いお年を。そして悔いのない努力と、素晴らしい結果を。
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┣【1173】 re(2):長文読解とリスニング 2003/12/26(金)06:39 Situationによる(2) (2112) |
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