〔前の画面〕
〔クリックポイント〕 〔最新の一覧〕
〔全て読んだことにする〕
2004/1/13(火)09:56 - 昔話 - 6601 hit(s)
私も反抗期はありませんでした。
父は苦労して成功した人で不在がちでしたが、その寡黙さと厳格さ故に存在感の大きな人でした。母は外では大勢の方に頼られ慕われる理解ある人でしたが、私達子供にとっては体罰も辞さない厳しい人でした。趣味嗜好に至るまで彼女の意に沿わないと有無を言わさない禁止・叱責・罰がありました。彼等と衝突したくないので従順なそぶりをしていました。兄弟がかなり反抗的だったので私だけでも優等生でいようと思っていたことも確かです。
成人しても結婚後も彼等の私への干渉は変わりませんでした。ところが、従順を演じていたつもりが、いつのまにかそれに馴らされていた自分に気がついて愕然としました。どう考えても彼等は正しくないと思うのに反論できないんです。言われるままにしか行動できない。感情的に不安定になりました。それに気づいて助けてくれたのは主人でした。
今では彼等に対して自分の意見をはっきり言えるようになりました。長年培ってきた彼等の考えを変えるのは無理でしょう。けれども親子と言えども別の人間で別の考えを持っていて当然なんだ、ということを分かってもらえるように努力しているつもりです。だから相手を非難することなく、ただ自分の考えや好みを伝えるだけです。年老いた彼等が嘆いているかもしれないと思うと可哀想な気もしますが、私は40近くなってようやく自立できたように思います。
反抗期が必要不可欠か否か私には分かりませんが、ただ、反抗したくても反抗できない状況なのだとしたら禍根を残すことになるのではないかと思います。
【1503】 心配です。 2004/1/12(月)18:44 中三母 (256) |
-
-
-
-
-
-
-
-
┣【1513】 re(3):心配です。 2004/1/13(火)09:56 昔話 (1314) |
-
-
-
〔前の画面〕
〔クリックポイント〕 〔最新の一覧〕
〔全て読んだことにする〕 ※ 『クリックポイント』とは一覧上から読み始めた地点を指し、ツリー上の記事を巡回しても、その位置に戻ることができます.
|