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1318 re(1):学年120人前後、3クラスor4クラスでは全然違うんです。(>_<) |
2003/12/18(木)08:48 - 広報委員 - 8166 hit(s)
直接の回答ではないのですが、是非参考までにご覧になってください。12月8日の産経新聞より、狭山ヶ丘高校長の少人数学級はベストか?という題の記事です。
「四十人学級」とは、必ずしも学級が、児童生徒40人で構成されることを意味するものではない。例えば児童総数41人の学校があったとする。できあがるのは、21人と20人の二学級である。全国の学級平均人数は28人と伝えられる。
民主党のある議員は、選挙の際、「二十人学級」を提唱していたが、これだと、場合によっては10人と11人の学級ができあがることもありうる。
学級の適正規模が何人であるかは難しい問題であるが、それは少なければ少ないほど良いというものでもない。児童生徒が教師から多くを学ぶのは事実としても、彼らが仲間からもっと多く学ぶことを忘れてはならない。
小学生は、3年生ごろまでは、「先生にさえ良く思われれば、仲間から何と思われようとも構わない」というような発達段階にある。しかし、その時期であっても、彼らは、仲間の後ろ姿から多くを学び取っていく。
これが小学校高学年、中学生とのなれば、「仲間からの学習」は決定的に重要になってくる。その重要な時期に学級仲間が男女合わせて10人、同性わずか5人というようなことは好ましいことでない。特に小学生の場合は、「学級が宇宙」と言える程、クラス中心に生活が展開されていく。中学生では部活動等のしめる領域が大きくなってくるが、それでも学級の人格形成に及ぼす影響は決定的である。
私は現在の「四十人学級」が最低限度の適正規模だと考えている。教室が十分に大きく、教師に力量さえあれば、むしろ45人程度が望ましいのではないだろうか。
驚くには、この学級定数の問題が、コストを度外視して、論議されていることである・年金制度や介護、医療費の増大等に伴い、国家財政が深刻になっている中で、教育だけは、コストとは無縁の聖域として議論されている。驚くべきことだと言わねばならない。
どうも「少人数学級」は、本当のところ、適正規模をめぐる教育問題としてよりは、児童生徒の減少に伴う「教師の失業対策」として取り上げられているのではないかと思われる。
それは、学校週五日制が強引に実施された頃の事情に似ている。これも、いかにも教育問題であるかのような体裁を整えながら論議された。だが、実際には教師の労働条件、すなわち週休二日制の問題が深く連動していたのである。
実施の当初から私は指摘してきたのだが、今や学校五日制は学力低下、少年非行、学習塾の異常隆盛等の原因になっている。それ故にこそ民主党もマニフェストで学校五日制の廃止を叫んだのであろう。
話を少人数学級問題に戻すが、子供の人数が減るのに、教員の数だけは逆に増やそうなどというのはどう考えてもおかしい。国民経済の実情も考えながら、教師の失業対策としてではなく、真に子供のためになる適正規模とは何かということが真剣に検討されなくてはならないと思うのである。
以上、長くなりましたがほぼ全文です。
ちなみに、うちは国立の中学で1クラスは40人です。
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┣【1318】 re(1):学年120人前後、3クラスor4.. 2003/12/18(木)08:48 広報委員 (2589) |
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