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2003/11/3(月)07:13 - 正直なところ - 7251 hit(s)
理系に弱い、社会科学系に弱い・・・人文科学系中心なことにはテーマ別の心中学校受験情報3にこんな意見もありました。
当たらずとも遠からずかなと感じています。
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22764 re(1):ミッション系の精神的影響って何?
2003/10/26(日)09:35 - 通行人 - 936 hit(s)
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戦前は府立高女の地位が圧倒的。
ミッション系は一部ブルジョア層に嗜好されていたがマイノリティであったのではないのでしょうか?
それが、敗戦により戦前の教育への反動で占領軍の民主化政策とも相俟ってミッション系人気になったのではないのでしょうか?
従って、都立高校全盛時代に人気のあった私立とは東洋英和(プロテスタント)の兄弟校の麻布。今でもリベラルな校風が売りで根強いファンがおいでになると思います。そういう意味では、麻布も一種隠れキリシタン。
ある年代の方はご存知だと思うのですが、「日進」という進学教室が四谷大塚全盛以前のNo1だった時代があったのですが、中学受験の『御三家』とは日進の校長の造語。作られた当時の女子御三家は『雙葉』『女子学院』そして『東洋英和』だったわけです。
しかし、学生運動の影響もあり、リベラル=自由=進歩的という評価が世上万延した結果、それらの学校以外の開成・桜蔭などの『ノンポリ』系学校の今日の進出へつながったのではないかと思います。
ミッション系の精神的影響がもっと多く現れているのが教養主義ではないかと思います。戦後日本社会においては教養主義とは即ち文学でした。従って『ノンポリ』系学校に比べ文系重視の校風になっているのだと思います。現在も、このスレッドでは校風と理系・文系の強弱の関係については頻繁に議論されていますが学校も生徒を選ぶ一方、生徒も学校を選ぶ結果、平均値、あるいは最頻値で見れば文系・理系の強弱は学校によってあると思います。その主因の一つがミッション系の精神的影響ではないかと思われます。
さらに、それは歴史観にも強く影響しているのではないかと思います。ミッション系のリベラルといわれる校風も考え方によってはそこの歴史観は教条主義的・観念主義的ドグマに陥っているのではないかと思います。
コンドリーザ・ライス国家安全保障担当大統領補佐官(米)に例をとれば、彼女の専門は冷戦構造下における対ソ戦略論。女性だからといって政治・経済的分野に必ずしも不向きだとはいえないのではないでしょうか?
しかし、日本における女性の社会進出が遅れている大きな要因にミッション系における精神的影響が大きな頚木になっているように思えてなりません。固定的価値観の束縛ゆえ思考停止になってしまうのではないでしょうか?実社会において女性を観察していてミッション系の女子校出身者が実務において使えない印象を拭い去ることはできません。
そこには自らの価値観に対する頑なさゆえ柔軟な発想ができなくなっている一方、キリスト教的選民思想にもとづく啓蒙意識という他者への優越感があるように思えます。
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22820 深く同意します
2003/10/26(日)16:35 - 小6父 - 362 hit(s)
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歴史観の部分には深く共感してしまいました。
話は拡大しますが、ミッションにとどまらず、伝統的な女子校には「良心的であれ」というドグマを感じます。
社会科の課題図書など見ると、女子はまずまごころであり、知性は二の次なのかという失望を感じてしまいます。
先生の社会認識が数十年前から変わらず、そこには現代資本主義もグローバリズムもないのでしょうね。
じつにシャープなご指摘であり、心の中でもやもや感じていたことを言葉にしていただいた感があります。
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