お茶の水女子大 掲示板

留学生の話題があったので私の時のことを書きます。
私の在学中には中国東北部からの留学生よりは
南部の経済特別地域、上海からの留学生が多かったですね。
沿岸部を利用した貿易振興制度の成功からか
上海からきた人たちはとてつもなく裕福な人が多く
明らかに日本の学歴を得てから次のステップを考えている
そんなタイプの人たちだったと思います。
しかし、彼女たちは上海の実家が裕福なのに
お金にはとっても細かくて付き合うのに苦労しました。
どこかに旅行に行くのでもとにかく切り詰めた感じで
旅館もとにかく低料金にこだわるし、そのために
駅から距離のある旅館になってしまったこともありました。
食事をしても消費税まで一人分にこだわったり、
私たちの家に遊びに来ては「この家具ほしいな」と言ってきたり
ある意味では堅実なのかもしれませんが
友人にするにはちょっと考えてしまうほどのお金に細かい人
そんな人たちです。
もちろん、上海からきた留学生全てがお金に細かい
というわけではないかもしれませんし、
今の在学中の人たちはまた違っているかもしれません。
お金にこまかい、
そして、上海からきた人たちの特徴は年令が少々年上です。
私たちが20才前後なのに対し、彼女たちの一人には36才で2年生
という人もいました。
その人は中国に夫と子供をおいてきていて、
まさにそこまでしてでも日本の学歴にこだわる
その執念にはすごいなあとも思いましたが
こわいとも思えるくらいでした。
日本に留学生がくるのは日本の大学を卒業することに
なんらかの利点があるからで
その目的が文化などならばうれしいのですが
私たちの時の上海からの留学生たちには
利己主義の追求のような雰囲気があって
少しばかりびっくりさせられました。
彼女たちの良い面と言えば、とにもかくにも勉強する
そのひとつだけでしょう。
そんな思い出でした。

【4】 3年前の思い出 2002/9/5(木)01:35 茗荷谷 (1543) ≪