Page 349 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼著作権侵害 なんだかなあ 04/3/12(金) 1:08 ┣Re:著作権侵害 6年 04/3/15(月) 11:22 ┃ ┗Re:著作権侵害 もと関西 04/3/15(月) 12:26 ┃ ┗Re:著作権侵害 6年男子 04/3/15(月) 12:46 ┃ ┣Re:著作権侵害 6年男子 04/3/15(月) 12:48 ┃ ┗Re:著作権侵害 著作権じゃ 04/3/15(月) 21:47 ┃ ┣Re:著作権侵害 新5年papa 04/3/15(月) 22:22 ┃ ┃ ┣Re:著作権侵害 ゆうこ 04/3/16(火) 1:26 ┃ ┃ ┗Re:著作権侵害 よくわからないけど 04/3/16(火) 11:05 ┃ ┃ ┗Re:著作権侵害 ええぇ? 04/3/22(月) 14:56 ┃ ┃ ┗Re:著作権侵害 元日能研生@偏差70 04/3/23(火) 22:46 ┃ ┃ ┗Re:著作権侵害 著作権じゃ 04/3/23(火) 23:05 ┃ ┗Re:著作権侵害 豆大福 04/3/24(水) 23:00 ┃ ┗Re:著作権侵害 唖然 04/3/26(金) 1:45 ┃ ┗Re:著作権侵害 岩窟王 04/3/26(金) 9:38 ┃ ┗Re:著作権侵害 唖然 04/3/26(金) 11:22 ┃ ┣Re:著作権侵害 いまさら 04/3/26(金) 12:34 ┃ ┗Re:著作権侵害 岩窟王 04/3/26(金) 13:07 ┃ ┗Re:著作権侵害 唖然 04/3/26(金) 14:07 ┃ ┗Re:著作権侵害 元日能研生@偏差70 04/3/28(日) 23:26 ┣入試問題はパブリックドメインから選んだらどうか? トーマス・ジェファーソン 04/3/30(火) 16:30 ┃ ┗訂正 トーマス・ジェファーソン 04/3/30(火) 16:36 ┃ ┗Re:訂正 元日能研生@偏差70 04/3/30(火) 19:20 ┃ ┗古典をふだん読まない、知らないだけなのでは? トーマス・ジェファーソン 04/3/31(水) 0:49 ┃ ┗親=消費者なのだから…… トーマス・ジェファーソン 04/3/31(水) 12:31 ┃ ┗何度も訂正ですみません トーマス・ジェファーソン 04/4/1(木) 13:25 ┃ ┗営利目的でなくても利益を損ねれば問題らしい トーマス・ジェファーソン 04/4/2(金) 12:36 ┗Re:著作権侵害 自業自得 04/3/31(水) 20:24 ┗Re:著作権侵害 子供たちのことは? 04/4/1(木) 12:01 ┗訴えた作家の意見 トーマス・ジェファーソン 04/4/1(木) 15:36 ┗子どもを商業主義に巻き込むこととはどういうことか? トーマス・ジェファーソン 04/4/2(金) 12:49 ┗Re:子どもを商業主義に巻き込むこととはどういうことか? アルファルファ 04/4/7(水) 10:11 ┗子どもを商業主義に巻き込むこととはどういうことか? トーマス・ジェファーソン 04/4/7(水) 11:38 ┗Re:子どもを商業主義に巻き込むこととはどういうことか? 朝日より 04/4/7(水) 14:00 ┗内容証明郵便が先 トーマス・ジェファーソン 04/4/7(水) 15:28 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 著作権侵害 ■名前 : なんだかなあ ■日付 : 04/3/12(金) 1:08 -------------------------------------------------------------------------
報道より。 教材への使用を見合わせる?にせよ、権利料を支払う(・・・)にせよ、なんともお粗末な話ですね。情けないことで。 (しかし、EDUまで訴えられるとは。) (以上、報道内容についてはそれぞれご確認ください。) |
▼なんだかなあさん: 子供も、塾で先生から聞いたそうです。 法律では、塾側に非があるかもしれませんが、 作家も目先の利益しか考えてない連中ですね。 教材やテストで取り上げられた彼らの本が かなり売れていると聞きました。 灰谷さんの本は特にすごいらしいです。 わが家も、模試の国語で出題された本は半分以上 買って読んでいます。 入試で使われたら、中学校も訴えるのかしら。 教育者でもあった灰谷さんに個人的に失望しました。 |
▼6年さん: >入試で使われたら、中学校も訴えるのかしら。 著作権法36条に、入学試験等においては 複写することが認められています。 事前に了解得てたら、試験になりませんからね。 >教育者でもあった灰谷さんに個人的に失望しました。 個人の権利を主張しないで、なおざりになるほうが いいのですか? |
▼もと関西さん: >▼6年さん: >>入試で使われたら、中学校も訴えるのかしら。 > >著作権法36条に、入学試験等においては >複写することが認められています。 >事前に了解得てたら、試験になりませんからね。 > そこがいい加減ではありません 中学の入試問題も受験料とっているから商売でしょう? 教材やテストはダメ、入試は大丈夫? 日本の法律は所詮そんなもんでしょうか。 |
▼6年男子さん: >▼もと関西さん: そこがいい加減ではありませんか?でした。 ちょっと興奮してしまって・・・ |
▼6年男子さん: > 中学の入試問題も受験料とっているから商売でしょう? あほな! 水道料金とってるから水道局は商売でしょう? 戸籍抄本にお金取るから区役所は商売でしょ? 学費とってる学校は商売でしょう? さて本題、 今回問題になっているのは、入試問題集やらを塾系列の「**出版」などで出版 し市販していること。これらの入試問題には、第一に国語だと原文の著者、その 次に原文に傍線やら設問を付け加えて入試問題にした学校または出題担当者に著 作権があります。市販(営利目的の複製)をする場合には、著作権料を支払う等 の処理をするのは常識以前の問題です。お金を取らなくても不特定多数の人に配 布する場合には著作権を侵すことになります(インターネット経由で見られるよ うにしてある場合も同じ)。 他の人が苦労して作ったものを勝手に盗んで儲けているわけですから、万引き、 窃盗等と同じですね。はっきり言って、そのへんのところの認識が甘いとしか言 いようが無い。 ただ、一つ抜け道があって、問題の解説がメインになっている入試問題解説集な ら、入試問題を「引用」して入試問題自体を論じていると解釈することも不可能 ではないのですが。解答だけとか解説がほんの少しというのは完全にアウトです ね。 |
通常、いきなり訴訟ってことは無いから(訴える側も金と手間がかかるので) 訴訟の前段階での対応が日能研、四谷大塚ともに問題があったと思う。 一応教育産業だと言うのにこの辺の脇の甘さが企業としていかがなものかと思います。 (関係者が閲覧している場合、猛省してくださいね!) 法的な部分はさておいて、経済的には掲載されることによって 灰谷氏らの本が売れている側面もあるでしょうね・・・ 正直なところ、灰谷氏の文章、受験問題に出てこなければ読ますこと無いでしょうしね。 対応のまずさ故に本の宣伝して訴えられるってのも間抜けなお話で・・・ |
▼新5年papaさん: >正直なところ、灰谷氏の文章、受験問題に出てこなければ読ますこと無いでしょうしね。 > >対応のまずさ故に本の宣伝して訴えられるってのも間抜けなお話で・・・ 日能研の推薦図書から30冊以上は買っています。^_^; 全く興味のない辻仁也(中山美穂の旦那)の本まで・・・ 灰谷さんの本は言うまでもありません。 しかし、それらの作家が訴えたと聞くとなんとなく嫌な気分ですね。 そりゃ、著作権料払うのが筋でしょうけど。 |
▼新5年papaさん: >法的な部分はさておいて、経済的には掲載されることによって >灰谷氏らの本が売れている側面もあるでしょうね・・・ >正直なところ、灰谷氏の文章、受験問題に出てこなければ読ますこと無いでしょうしね。 > >対応のまずさ故に本の宣伝して訴えられるってのも間抜けなお話で・・・ 全くです。うちも「冬の本」などを参考にして こういう作家の本をたくさん買いました。 私ははっきり言って灰谷健次郎氏の著作は好きではないのですが、 仕方なく、買いました。 こういうこと、作家達は知らないのでしょうね。 |
作家に関して、好き嫌いがあるのは当然ですが、 受験に出なけりゃ読ませない? 何だか、作家全体に対して、失礼だと思うのですが。 著作権を主張して、こんな風に言われるなんて “逆ギレ”って言葉を思い出しました。 |
▼ええぇ?さん: >作家に関して、好き嫌いがあるのは当然ですが、 >受験に出なけりゃ読ませない? > >何だか、作家全体に対して、失礼だと思うのですが。 > >著作権を主張して、こんな風に言われるなんて >“逆ギレ”って言葉を思い出しました。 この問題は、ここで熱く討論してもまったく無意味です。だって皆さんの中に作家の方がいるわけでもないですし(いないですよね(^^;))。そんな騒いだって何にもなりませんよ。認識しておけば良い事は、塾の効果によって、かなりの冊数の本が売れているという曲げようの無い事実と、そういう利益があるという事を知っていながら、あえて著作権を主張する作家さんもいれば、その事を知らないでうやむやに権利を主張している作家さんもいる。そして、別にそれに対して塾の人々(受験生含む)は怒る権利も理由も無い事。そもそも著作権というものがあるということは周知の事実ですし、訴えて金銭的に損をするのは作家さんですし。それにあまり騒げば他の作家さんまでムキになってしまいますよ?確かに、訴えた方々のメンツを見てじゃっかんがっかりした感は否めませんが・・・でも、最初に言ったようにこれ以上騒ぐのは無意味です。 |
▼元日能研生@偏差70さん: >最初に言ったようにこれ以上騒ぐのは無意味です。 その通り。 塾や出版社は黙って著作権使用料を支払い、 本文の勝手な改変をやめれば良いだけです。 そして賢明なる読者は、 入試に出るからなんてことに踊らされることなく、 本当に意味のある本を買えばよい。それだけのことですね。 |
▼著作権じゃさん: >▼6年男子さん: >> 中学の入試問題も受験料とっているから商売でしょう? > >あほな! 話題は収束しつつありますが ひとつだけ学校は商売をしていないと 言い逃れられない行為があります。 そう、過去問販売(試験当日売りも含む)です。 所期の目的(試験)を果たした以上、 権利関係をクリアしていないと 複写物の配布(有償無償を問わない)は 権利者に対抗できないでしょう。 |
何んだか日能研や四谷を過大評価しすぎているような人がいますね。 私などははっきり両塾に失望しました。 勘違いしている人が多いようですけれど、 灰谷さん等の作品は、作品自体がいいから入試で出題され、 入試で出されるから塾が躍起になって引用しているのです。 その点を、塾が引用するから・・などどまったく履き違えている人がいますが、 塾を過大評価しすぎですよ。 正しくは作品が良いから本が売れ、その付随として 生徒にも読んでほしいから入試に出され、入試に出されるから、本が売れるのです。 少なくとも、塾のおかげで儲かっているなんてまったくありえない。 視点が狭すぎますよ。井の中の蛙。 両塾は、暴利をむさぼり、不当な利益を得続けていたわけです。 私たちから多額の費用を得るばかりでなくこんなこともしていたなんてね。 どれだけ儲ければ気が済むのでしょう。 こんな明らかな違法行為をする位なのだから、 他にもいろいろ出てきそうですね。 皆さん消費者として、もっと正しく塾に抗議したほうがいい。 少なくとも、子供を教育する立場にあるのだから、 塾はもっと倫理観をもってほしいものですね。 上の1部の人の意見(まさしく逆切れの人)は、これはもう、塾に毒された挙句の、 作品や芸術に対する冒涜でしょう。 新興宗教に毒されていく人たちを見ているような錯覚を覚えました。 繰り返しますが、塾を妄信すると、 塾が出すから一連の本を買ったんだ、などという まったく本末転倒なことになり、 逆切れを起こすと言う、非常識な人になってしまいますよ。 自分の目でよく物を見、よく考えた方がいい。 |
▼唖然さん: >勘違いしている人が多いようですけれど、 >灰谷さん等の作品は、作品自体がいいから入試で出題され、 >入試で出されるから塾が躍起になって引用しているのです。 >その点を、塾が引用するから・・などどまったく履き違えている人がいますが、 >塾を過大評価しすぎですよ。 >正しくは作品が良いから本が売れ、その付随として >生徒にも読んでほしいから入試に出され、入試に出されるから、本が売れるのです。 >少なくとも、塾のおかげで儲かっているなんてまったくありえない。 仰っておられる事、概ね同意です。 最初は作品自体が素晴らしいという事で採用されたのでしょう。 ただ・・・塾が推薦図書として目録に載せている事の影響が無いとは言えないでしょう。 読書とは本来、読みたいから読む・・・ものだと私は思いますので、少々?という部分無きにしもあらずですが、『推薦図書だから』(Nでは推薦する本の目録みたいなのを冊子で配っていますよね)読むという方も少なからず居られるのでは? 推薦図書の件然り、また公開模試の様子を目の当りにすると親子でドヤドヤやって来て、1.交通費・2.試験終了を待つ間のお茶代・3.模試後の昼食代・etc.・・・と、塾がかなりの経済効果を生み、一大産業となっている事は否めないと思います。 だからと言って『塾の御蔭での儲けって部分もあるんだから著作権なんて煩いこと言いなさんな!!』などと申し上げるつもりはございませんが。 著作権の件はもうタダで勝手に作品の引用が出来る時代では無いという事。 また、推薦図書の件は『載ってるから』もしくは『試験によく出るから読む』というのは邪道かもしれませんが、それで読書の楽しさを知るきっかけになれば良し・・・という事でしょう。 |
▼岩窟王さん: >著作権の件はもうタダで勝手に作品の引用が出来る時代では無いという事。 これはまったく逆ですよ。 著作権法は近年かなり緩やかになったのです。 それにもましてこれだけ公然と著作権法に触れていたなんて・・ たとえば学校のクラスで、授業で生徒のためなら 作品の一部をを印刷して配布しても良いことになりました。 学校の先生方は苦労していたのに、 こんな大手塾が大手を振って大もうけを繰り返していたんですね・・ 某大手教育産業はもう10年以上も前から著作権を重要視し、 教科書準拠の通信教育にも、文学作品等は、あえて、掲載していませんでしたよ。 たとえ、消費者からクレームが来て、その分儲からなくても。 あまりの倫理観の欠如に唖然としています。 また、何がきっかけでも読めばその人のためになるという御意見も 一見そう思うのですが、そうとも言い切れない部分があります。 つまり、ここの掲示板に書いている方々は 訴えた作者を軽蔑した、 あるいは買って損をした などと数人の方々が文句を書きこんでいるのです。 そうしてみると、 単に塾に踊らされていただけで、 少しも本自体を読んでいない。内容を吟味していない。 本は買えばいいと言うものではないのです。 猫に小判と言う言葉もあります。 つまり、まったく当人たちのためになっていなかった、 かえって害にさえなっていた(お金が無駄だったと言うクレーム)と言うことです。 それに、本さえ売れれば作者はいいのだろう、 と言う発想はやはり作者や作品、芸術というものをを大変冒涜していますよ。 |
>それに、本さえ売れれば作者はいいのだろう、 >と言う発想はやはり作者や作品、芸術というものをを大変冒涜していますよ。 それ以外に何があるのでしょう。 あなた以外の親はみんなバカに見えますか? 読ませたい本、受験のために読ませるしかない本、 ちゃんと選んでいます。 |
▼唖然さん: >▼岩窟王さん: > >>著作権の件はもうタダで勝手に作品の引用が出来る時代では無いという事。 > >これはまったく逆ですよ。 >著作権法は近年かなり緩やかになったのです。 >それにもましてこれだけ公然と著作権法に触れていたなんて・・ > >たとえば学校のクラスで、授業で生徒のためなら >作品の一部をを印刷して配布しても良いことになりました。 う〜ん、これは本当の法律がどうなっているかという意味ではなく、一般の(私みたいな)そう行った方面の知識に関して無知な人々の認識として、『えっ、そういうの載せるだけでお金かかるんだ・・・』という時代から『そりゃ、勝手に載せられちゃあ、タマランわね〜〜』へと変わってきてるんじゃないかしら?だから今まで知らん振りして(世間的にそんなに非難浴びなきゃ・・・と判断して知らん振りしていたと私が勝手に推測しているだけですが)断り無くタダで文章を使ってテキスト作ってきた塾に対して多くの人が『そりゃ、お金払わんとネー』と思う時代になってきてるんじゃないでしょうかね?と書きたかったわけです。 で、唖然さんが『塾のお蔭で儲かってるわけじゃない』(正確な引用では無いので違っていたらごめんなさい)と仰ったのに対して、『全く塾の影響無しというわけでは無いのでは?』と言いたかっただけです。(塾のお蔭で売れる事が良いことか悪い事かの判断は別問題として。) また >また、何がきっかけでも読めばその人のためになるという御意見も >一見そう思うのですが、そうとも言い切れない部分があります。 > >つまり、ここの掲示板に書いている方々は >訴えた作者を軽蔑した、 >あるいは買って損をした >などと数人の方々が文句を書きこんでいるのです。 私は塾に釣られて買った人みんながみんなにとって良いと言っている訳ではなく、100人のうち1人でも2人でもそれがきっかけになって読書の楽しみを知ることができる子が出てくるのなら、それも良いのでは?と申し上げたかったまでです。 文章表現力がイマイチでご理解いただけなかったかもしれませんが・・・ >それに、本さえ売れれば作者はいいのだろう、 >と言う発想はやはり作者や作品、芸術というものをを大変冒涜していますよ。 売れさえすれば良い等とは全く思いません。 でも、もし私が作家だったら一人でも多くの人に自分の作品を目にして欲しいし、目にしたならばきっと読んだ人に何かを与えられる自負を持って作品を書いていると思いますが・・・ |
▼岩窟王さん: >でも、もし私が作家だったら一人でも多くの人に自分の作品を目にして欲しいし、目にしたならばきっと読んだ人に何かを与えられる自負を持って作品を書いていると思いますが・・・ そういう考えもあるかと思いますが、 私が作家ならば、やはり、 自分の作品を本当に理解してくれる人に買ってほしい。 お金に物言わせて買う人はいやですね。 受験のためでしかない、などと文学作品を侮辱して買う人なんて問題外。 心の勉強が必要かもしれない。 やはり、自分の作品には自分なりのプライドがあります。 自分の作品はかわいいのです。 精魂込めて作り上げたものです。ときには魂を削り削り、命までかけて。 理解し、かわいがってくれる人に買ってほしい。 大切にしてほしい。 絵画や陶器等の世界などにもそれはいえると思います。 職人魂とでも言いましょうか。 儲かるかどうかなどは、2の次なのです。 そうして貧困のうちに亡くなっていった偉大な芸術家は大勢いますが、 そういうものだと思います。 大衆や利潤に追従することなく、 あくまでも自分の芸術を追求する、 これこそ芸術家の幸せだと思います。 利潤や名声など、関係ないのです。 そしてその精神こそが後世に偉大な芸術をもたらします。 わたしはやはり、侮辱されても買って欲しいなどという心境には 到底なれません。自分の作品にはプライドがあります。 ただ、岩窟王さんの優しさはわかります。 |
▼唖然さん: >▼岩窟王さん: > >>でも、もし私が作家だったら一人でも多くの人に自分の作品を目にして欲しいし、目にしたならばきっと読んだ人に何かを与えられる自負を持って作品を書いていると思いますが・・・ > >そういう考えもあるかと思いますが、 >私が作家ならば、やはり、 >自分の作品を本当に理解してくれる人に買ってほしい。 >お金に物言わせて買う人はいやですね。 >受験のためでしかない、などと文学作品を侮辱して買う人なんて問題外。 >心の勉強が必要かもしれない。 > >やはり、自分の作品には自分なりのプライドがあります。 >自分の作品はかわいいのです。 >精魂込めて作り上げたものです。ときには魂を削り削り、命までかけて。 >理解し、かわいがってくれる人に買ってほしい。 >大切にしてほしい。 >絵画や陶器等の世界などにもそれはいえると思います。 >職人魂とでも言いましょうか。 >儲かるかどうかなどは、2の次なのです。 >そうして貧困のうちに亡くなっていった偉大な芸術家は大勢いますが、 >そういうものだと思います。 >大衆や利潤に追従することなく、 >あくまでも自分の芸術を追求する、 >これこそ芸術家の幸せだと思います。 >利潤や名声など、関係ないのです。 >そしてその精神こそが後世に偉大な芸術をもたらします。 > >わたしはやはり、侮辱されても買って欲しいなどという心境には >到底なれません。自分の作品にはプライドがあります。 >ただ、岩窟王さんの優しさはわかります。 もう終わったものと思っていたらまだ論議してるよ(^^;)・・・ だから、今回訴えた作家さんはそういう事を考えて訴えたわけでしょ? 自分の作品に対する自信やプライドなわけでしょ? もしあなたが作家だったらあなたの書き込みは作家の意見として意味があるでしょうけど、あなたが作家でもないのに作家風情を気取っているのならまったく意味のない書き込みなのです。作家の気持ちはやはり作家にしか知りえません。どんなに作家になりきったつもりでも、それは作家気取りの一般人の見解なのです。ここにいる人は皆作家の作品に対するプライドぐらいは理解している人たちが多いのですから。それに、塾がその作品を使用するのはいい文章だからなのであって、そんな自分の作品が侮辱されてるなんて考えるのはひねくれ者です。それどころか、誇りに思うべきですよ。別に塾の教材に使用されたことを誇りに思うのではなく、自分の作品が評価されたのだという事に、です。まあこれを機に全ての事を、後ろ指をさされないようにちゃんとやっていかなくてはいけないことは事実ですが。。。 |
文化庁のホームページ http://www.bunka.go.jp/1tyosaku/pdf/hakase_kyouikukatudou.pdf にもあるように入試問題を学校が有料で販売する場合は著作料に相当する代価を支払わないといけません。 多くの塾が私学へ積極的に生徒を送り込んでいる現在、両者は一蓮托生、共存共栄でここまで発展して来たと言えるでしょう。なので、当然、入試に使われる作品はやはり塾としても教材に使わざるをえません。 しかし最近の人気小説やエッセイを中学入試にどうしても使わなければならないものでしょう? どうせ受験勉強で強制的に学ばなければならないなら、最近の作品よりは、日本人なら教養として知っておきたい古典、文豪の名作を使ってほしいと親としては思うのです。親と子が作品体験を共有できるし、長年生き残って来た作品の文章にはそれなりに素晴らしいものがあります(日本語として美しい)。 そもそも著作権に期限があるのは、「すべての知的財産は(文化の発展のためには一部の人に独占されるべきではなく)、ある一定の期間を経て公共に還元すべきである」という民主主義思想に基づいています。 本来、教育に使うべき作品はこのような公共物こそふさわしいのではないでしょうか。 いくら今の著作権法で許されているからといって、学校や図書館で、最近の作品を無料で利用されれば、本来、書店で買ったであろう読者から得られる著作者の利益を実は損っているのですよね。 その点でも、入試には、コピーレフトされた作品や著作権者の死後、50年を経過し、著作権が切れたものだけを使うべきだと思うのですが……。 |
すみません。 >しかし最近の人気小説やエッセイを中学入試にどうしても使わなければならないものでしょう? => >しかし最近の人気小説やエッセイを中学入試にどうしても使わなければならないものでしょうか? ですね。 |
▼トーマス・ジェファーソンさん: >すみません。 > >>しかし最近の人気小説やエッセイを中学入試にどうしても使わなければならないものでしょう? > >=> > >>しかし最近の人気小説やエッセイを中学入試にどうしても使わなければならないものでしょうか? > >ですね。 確かに一理ありますが、日本の古典的な作品(?)は小学生には難しすぎるのです。それだけで国語の問題を構成するというのは厳しいですし、そうでなくても、最近の作品を使用しない、という事はちょっと考えものだと思います。昔の作品にだって駄作はたくさんありますし、今の作品にだって良作はたくさん(?)あります。また、古典的なものは出題パターンが読みやすく、国語の問題としての公平性に支障をもたらす恐れがあります。何より、その方法ではこの問題を直視しないで逃げている事になります。もちろん、日本語の美しさでは圧倒的に昔のものが良いです。むしろ今の作品は日本語で書かれているのか怪しいです(^^;)でも、時代時代にいろんな作品があるのですから、その一時代のものだけを採用しようとするのはよくない事だと思います。 |
>日本の古典的な作品(?)は小学生には難しすぎるのです。 作品にもよりますね。でも本来児童向けに書かれたものは作品の言葉はやさしいですよ。 >それだけで国語の問題を構成するというのは厳しいですし、そうでなくても、最近の作品を使用しない、という事はちょっと考えものだと思います。昔の作品にだって駄作はたくさんありますし、今の作品にだって良作はたくさん(?)あります。 もちろん学校の威信をかけて出題者は良作を選ぶと思いますよ。昔の作品でも今の作品でも。入試問題はその学校の姿勢を表しますから。 >また、古典的なものは出題パターンが読みやすく、国語の問題としての公平性に支障をもたらす恐れがあります。 膨大な古典作品から選ぶのに、問題のパターンが単純化されてしまう、という理屈がよく分かりません。著作権が存続する現代の作品だけから選ぶほうが偏るのでは? >何より、その方法ではこの問題を直視しないで逃げている事になります。 それは今の作品を無断で使うから発生する問題ですが、いたずらに新作から問題を出そうとする最近の風潮(図書館でも購入書籍の8割以上は新刊で、書店でも既刊本はあまり置いてありません。出版社も売れなければすぐに絶版にしてしまいます)に原因があると考えれば、そちらのほうがゆゆしき問題なのでは? >でも、時代時代にいろんな作品があるのですから、その一時代のものだけを採用しようとするのはよくない事だと思います。 出題者が古典と新作、両方に精通していて、バランス良く出題したいというならまだ良いのですが、古典から名作をさがそうという努力がたりない、そもそもそういう名作があることを忘れている、知らない、などの理由から、安易に、よく宣伝されている新作から出題しているきらいがあるから問題なのです。 仮説社から「新科学読本」という科学読み物のシリーズが数年前出版されまして、尋常小学校の国語読本の科学読み物を集めたものでしたが、文章が平易なわりに、書かれている内容が深いので非常に驚きました。子どもにも読ませてみたところ、面白かったのか繰り返し何度も読んでいました。 http://www.cc-net.or.jp/~ja3aeh/1yomimono/kenkyu/itakura/1-1itakura6.htm こういった古い名文に接する機会は学校以外にはほとんど限られます。古い作品は宣伝もしていませんし、新聞に書評が載ることもありません。なのでせめて入試問題や参考書に使われていれば、子どもも読む機会に恵まれるだろうと思うのです。また先生も入試問題にはなるべく古典を使うという配慮があれば(多分このまま訴訟が増えれば自然とその傾向は強まるでしょう)、進んで埋もれた名作をさがすようになるでしょうね。 |
前回の発言の補足です。 現在の作品も出題しないと偏るという意見もありますが、そんな作品は自分で買うか図書館で借りればいいのです。そして、入試問題には「アユの物語」(援助交際する少女が主人公のメール小説。女子高生の間で伝説となった。スターツ出版刊)のような現代風俗をいきいきと伝える現代文学作品は出題されません。親がいい顔しないからです。でも本当に親が子どもに読んでもらいたいと望むような作品を出題してくれるなら、私は古典をお願いしたいんです。ガリア戦記とか寺田寅彦とか宮沢賢治とか。私立名門校も自分の学校の生徒を将来本気でエリートに育てたいなら、椎名誠なんかより「君主論」を題材に選ぶべきでしょう。個人的には是非、古典落語から出題してほしいですね。「ああ、それは『時蕎麦』と同じだよ」って言っても分かってもらえないのは日本人として悲しいです。言葉の一部が古かったら国語の教師が書き直したらどうですか?(中には入試問題用に全文書き下ろされる素晴らしい先生がいらっしゃるそうですが、国語の教師なら子どものお手本になるくらい文章力があってほしいですよね) 書き直し作品はコピーレフトして子どもたちへ残してやる。そのくらいの気概がほしいですよ。 そして、一番、問題なのは著作権が切れていない作品を入試や教材に用いることは、ある種「子どもを商業主義に巻き込む」ことです。使用料を払わなければならない作品は、まだ市場で売り買いされる商品、ビジネスに使われる道具なんだ、という意識、危機感を現場担当者には十分持ってもらいたいです。今まで入試問題を市販する学校や教材会社や塾経営者が著作権者に使用料を払わなかったのは「紹介してやったのだから売り上げに貢献したはず。ありがたいだろう」という何らかの驕りがあったのは否めません。新刊以外は書店はめったに置いてくれず、お客様からの注文があって初めて売れるのですから。「へ〜、そんな面白い作品があったんだ」と普段では絶対気づかない親がこの機会に購入し、いい買い手になってくれました。なので今後訴訟によって教材会社のように印税のようなものを払うことになったら、出版社は採用してほしい小説を有名私立校の国語教師にどんどん送りつけてくることでしょう。 で、その使用料を最終的に払うのは消費者であるわれわれ「親」です。私が決して払いたくないような商業主義の作品も教材なら我慢して払わなければならない。パブリックドメインの教材だけを使っていたら1000円で作れる本が、現代の作品を使ったから1500円になるなら、やっぱり1000円の教材を買いたいですよ。教科書には無断で引用できるため、費用はかかりませんが、教材は商売なのだから高くてもいいじゃないかという人もいます。ですが、それが進めば、今以上に、「親が金持ちでないと良い学校に進学できない」という階級社会化が進みます。それはやはり民主主義に反すると思いますし(みくに出版の進学レーダーの連載記事や憲法副読本などを生徒に配るなどしている日能研は特に護憲派、リベラルですよね)、貧乏人には高い教材は買えないとなると学生全体のモチベーションを失わせ、最終的には国力の低下につながるでしょう。 「著作権が一定の期限で切れる仕組み」は「民主主義の根幹」です。子どもたちの教育には「平等にその恩恵にあずかることのできる非商業作品」をできるだけ使ってほしいと親であり消費者である私は希望します。 |
>教科書には無断で引用できるため、費用はかかりませんが の部分ですが大勘違いでした。教科書の場合は税金から支払われて いました。整理しますと…… 許諾 補償金 ================= 教科書 いらない 払う 入試、検定試験 いらない 不要(A) 模擬試験 いらない 払う 教材 いる 払う 図書館 いらない 不要 でした。 教材の場合、一概にそうとは言えませんが、多くの塾の教材や模擬試験は 入試突破を目的に作られていますから(A)の部分で著作権の存続する 作品が使われる限り、訴えられたら(親告罪ですから……)補償金は 支払わないといけません。 それでもしつこく言いますが、国立大学の入試ですら参考書や模擬試験無しで突破 するのは大変です(卒業試験のみで入学には試験がなければ別ですが)。万人が 教育を受ける権利を確保するためにも(A)での「著作権の存続する作品で、 かつ、訴える作家の作品」の使用については熟考してほしいです(著作権法が 改正されない限り)。 |
【1691】の発言で示したように模擬試験も営利目的なので、訴えられたら作家に補償金を払う義務が発生します。これに対し、入試問題は非営利なので義務は発生しません。では、営利目的でない図書館での利用については問題無いように思えますよね。 しかし、日本文藝家協会のホームページのQ&Aページを見ると、非営利でも権利者には不利益になると不満に思っていることが分かります。 http://www.bungeika.or.jp/text/qa/qa.htm#0101 「公共図書館などで、利用者にタダで本を貸し出すことは、著作権の侵害にならないのでしょうか?」という問いに対する答えの中で「補償金制度を確立することが急務だ」と訴えています。 また下記ページでは http://www.bungeika.or.jp/examination.htm 入試問題で使用した際、使用したことを作家に知らせない・問題内で作品を改変するのは遺憾とも訴えています。 今までないがしろにされてきた著作権を作家が主張していく傾向が強まれば、著作権が切れていない作品を入試問題で使う際にも、学校側は慎重になっていくでしょうね。 |
著作権を侵害し続けていた事実は消えません。 日能研は謝罪広告を各種メディアを通じて送るべきです。 日能研の良識ある行動を切に希望します。 |
著作権問題については一番大きな視点が見逃されているような気がします。作家のみなさんに著作権があることはわかりますが、あまりにも尖鋭化してしまうともっと大事なものを失ってしまう危険があるように思えてなりません。もしもそうなったら、個人的には谷川俊太郎さんなどの作品を愛読している者としてとても残念に思います。私は塾の経営者ではないので経営者の気持ちはよくわかりませんが、少なくとも塾の現場で教えている先生方は営利目的で教材を選んでいるわけではないと思います。中には、入試問題に出題されるからという理由だけで文章を選ぶ先生もいるかもしれませんが、多くの良識ある国語科の先生方は子供達の精神的な成長の糧として、今日的なテーマを扱ったもの(重松清さんに代表される作品)も含めて教材として選定しているものと思われます。もしも、塾の経営者たちが防衛手段として谷川俊太郎さんたちの作品を扱わないようになったら、子供たちはそうした文化財産に触れる機会を失ってしまうことになります。作家のみなさんが権利を主張されればされるほど皮肉にも子供達の活字から知りうる世界は狭まっていくことになります。唖然さんは、(1616)で芸術および芸術家のあり方について述べていますが、それは芸術家の自己満足でしかありません。芸術は出来上がってしまえば芸術家の手を離れてしまいます。芸術をどう解釈しようと受け手側の自由です。その作品に何らかの芸術的な価値があれば、それは文化として万人が共有するものになるでしょう。子供達にはそれぞれの作家の皆さんが描いた世界に大いに触れてもらいたいのです。自分の作品をかわいがってくれる人だけに大切にしてほしい(これはおそらく唖然さんの勘違いであってそう思う作家はまずいないと思いますが)というのは作家の思い上がりでしかありません。作家のみなさんは著作権を主張すればそれで済むことかもしれませんが、犠牲になるのは子供達です。どうぞ作家のみなさんと塾側が歩み寄って円満な解決をされることを望みます。子供達が谷川俊太郎さんの描く世界と共有できなくなることだけは絶対に避けていただきたいと思います。そのことこそ最も大きな問題であると思います。それこそあらゆる文化財産を享受できるということは子供達の権利であるはずです。その権利を子供達から奪うことは誰にもできないはずです。 |
意見が載っているので紹介します。 3月11日より前の意見なのでもっぱら言及されているのは 教材会社、教科書会社に対してですが。 http://www.jvca.gr.jp/02news/jvca_news.html 灰谷さんの意見に「子ども文化」という言葉が出てきたので 興味深いものがあるかと思いまして。 |
日本ユニ著作権センターの2003年上半期の裁判記録のページに、作家が教材会社を訴えた裁判の記事が載っています。 http://www31.ocn.ne.jp/~jucccopyright/trial/trial-2003-1.html 3月28日の判決で東京地裁は、印税相当の約1億1500万円を支払うよう教材会社に命じました。 判決文の中で支払額の根拠は、印税相当(+慰謝料)となっています。 http://www.translan.com/jucc/precedent-2003-03-28a.html 教材会社は同意したのですが、作家側は結果が不服として4月9日に東京高裁に控訴しています。 確かに著作者の権利を守ることは大切ですが、教材会社との裁判では自分の子どもとの関係は漠然としていましたが、塾は直接関係があります。だからこの掲示板でも話題になりましたよね。今回の告訴で、実際の自分の子どもの教育現場が上記のような係争事に巻き込まれることになるわけですが、それを見るのは、親としてはとても忍びないことです。 著作権保護期間が終わったものやコピーレフトされた公共物を教材に使えば無用な係争は避けられます。子どもたちに是非読んでほしい名作・作家だって、死後50年経てば紹介できます(その作品に力があり、それまで生き残っていればですが)。慌てて今、教材に使う必要もないのではないでしょうか。 |
子どもの中学受験を終えてほっと一息。このような掲示板があるのを最近知って参入した者です。よろしくお願いします。 子どもは日能研にお世話になりましたが、無知な私は、↑のような著作権問題が巻き起こっていたことも知らずにおりました。 とても、難しい問題ですよね。もし、自分に文才があったとして著作者だったとしたら、自分の文章を勝手に切り刻まれたり、穴をあけられたり、あげくの果てに「私はここの部分をこんなつもりで書いていないのに、勝手な解釈を正解にするな!」と腹が立つこともきっとあるでしょうね。(勤勉な子どもたちの役にたつなら、金をよこせ、とは思わないと思うけど) でも、元受験生の親として、子どもの教材が全部「死後50年もたったような人の作品」ばかりになってしまったらとてもさびしいし、現代社会に即した思考力も育たない気がします。 日能研の国語のテキストやテストに使われている文章は、本当に良質のものが多かったように感じます。ふだん無口な子どもも、時どき興奮して「お母さん、この文読んでみて」ということもよくありました。本当に「たとえ点数が悪かったとしてもこの文章に 出会えただけでよかったね」と思えるような、脳みそにずんとくるような文章もありました。 日能研が犯罪者集団で、はじめからすべて金儲け目的で法律さえも平気で犯す、みたいな感情的な考えはどうかな、と思います。「このような教材があれば欲しい」という受験生側と「このような教材を欲しがる人がいるだろう」という受験産業側の思いが一致した時、結果として利益が生じるわけで、何もかも受験産業が金儲けのためならどんな悪い事でも平気でやると、決めてかかるのは気の毒。 経済的基盤や余裕がなければ、子どもの教育どころではない、というのは個人レベルでも企業レベルでも同じだと思います。 それに、日能研のことを批判している塾も、のぞいてみると、けっこう「ひとのこと言える?」っていうえげつなさを感じることが多かったです。 Nは、ちらし類に合格者の実名はおろか、人数さえも入れない。というか、ちらし自体、他塾と比べ、少ない!今年なんか、ものすごい実績あげてるのに、もったいない位。 私も日能研のすべてを擁護するつもりはないけど、「何もそこまで言わなくても」と言う批判を読むと、かばいたくなってしまって・・・。 ここの「東京 一般」の58のツリーの中で365にも登場していますので、もしよろしかったらご一読願えれば幸いです。 ともあれ、本当に、自分たちの力だけでは到底めぐりあえなかったであろう数々の「名文」に触れる機会を持てただけでも、子どもを中学受験させてよかった、と思うぐらいなので、この問題が良い形で解決に向かってくれればいいなあと願います。 |
▼アルファルファさん: > ここの「東京 一般」の58のツリーの中で365にも登場していますので、もしよろしかったらご一読願えれば幸いです。 みました。【366】の発言とかですね。傷つくのも分かります。生徒さんはきっともっと傷つくと思いますし。 私の【1698】の発言にもあるように、補償金としていくら払うべきかも実はまだ明確な基準が出ていません(印税でも不満というくらいですから)。今までは不払いが当たり前の世界だったので、一つ一つ大きなところから訴えていって、基準を決めている最中なんですよね。 だから最大手の塾が訴えられるのは、くやしいけど戦法しては正攻法なのかなと思います。ただ大手塾側もここで安易に妥協すると、零細企業の個人塾までが守らなければならないある種の支払額の標準を作ってしまうことになるので、簡単に示談、というのは良くないことだとも思っています。 今は塾の出版部門(会社)が作った市販もされている参考書・問題集だけが遡上にあがっていますが(それでも訴えられたのは初のケースですが)、その次は模擬試験、その次は塾で使っているテキスト、臨時のプリントと範囲が拡大していくでしょう。 著作者の権利主張・拡大運動は学校も例外ではありません。 著作権法35条(学校等教育機関における複製)のガイドラインもつい最近発表されたんですが、 新聞協会 http://www.pressnet.or.jp/info/seimei/35-guideline.pdf 日本書籍出版協会 http://www.jpa.or.jp/35-guideline.pdf http://www.jbpa.or.jp/35-flowchart.pdf 学級通信やクラブ活動も著作権者の許諾が必要となっています。 もちろんPTAが子どもに代わって複製を行う場合もです。 識者の間では教育関係者や生徒・親の意見がまったく反映されていないと不満が続出しています。 http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/bunka/gijiroku/004/010701.htm 上記のページの「集中管理システムをつくることを検討すべき」という意見を読んだ私は「ああ、また新しい許認可団体を作りたいのか」とため息が出てしまいました。 こういった動きに対抗するには「教育現場はいざとなったら著作権の切れた作品でも教育には事足りるのだ」と示す必要があります。 最近の作品は手に入りやすく便利ですが、これからはお金を払わないと使えなくなりつつあります。 教育現場や親(=消費者)は「著作権が生きているので許諾がいるし有料なもの」と「著作権が切れているので無料で自由に使っていいもの」を、その価値に応じて選ぶべきではないでしょうか。 |
〈日能研の話〉 争うつもりはなく、著作権料についても、支払う意思はある。 だそうですよ! |
▼朝日よりさん: >〈日能研の話〉 争うつもりはなく、著作権料についても、支払う意思はある。 >だそうですよ! 「引用だ(=払わない)」というつもりはなく、裁判で金額が決定されればでは? 普通、著作権違反の場合、まず「内容証明郵便」を送付して、相手と話し合うのが普通の日本人だと思いますが……。 |