Page 1163 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 11:22 ┣Re:研究職と中学受験 通行人 04/6/23(水) 11:40 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 13:26 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 もう一人の通行人 04/6/23(水) 13:54 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 15:44 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 考え方 04/6/23(水) 15:56 ┣Re:研究職と中学受験 funny 04/6/23(水) 12:04 ┃ ┗追加 funny 04/6/23(水) 12:16 ┃ ┗Re:追加 鈍行列車 04/6/23(水) 13:32 ┣Re:研究職と中学受験 クール 04/6/23(水) 12:45 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 13:48 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 な〜んだ 04/6/23(水) 13:58 ┣Re:研究職と中学受験 学ナリ難シ 04/6/23(水) 13:14 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 14:02 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 なーんか 04/6/23(水) 14:15 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 名前なし 04/6/23(水) 14:36 ┣Re:研究職と中学受験 蚊取り線香 04/6/23(水) 13:28 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 15:17 ┣Re:研究職と中学受験 かながわ 04/6/23(水) 13:50 ┣Re:研究職と中学受験 もと研究職 04/6/23(水) 14:52 ┣Re:研究職と中学受験 バラード 04/6/23(水) 15:13 ┣Re:研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 15:25 ┣Re:研究職と中学受験 理科実験 04/6/23(水) 15:38 ┣Re:研究職と中学受験 おてもやん 04/6/23(水) 16:22 ┣わかったこと 考察 04/6/23(水) 16:29 ┃ ┗Re:わかったこと でも 04/6/23(水) 16:57 ┃ ┗Re:わかったこと サラリーマン 04/6/23(水) 17:41 ┃ ┣Re:わかったこと ある研究者 04/6/23(水) 19:03 ┃ ┃ ┗Re:わかったこと いろいろなケース 04/6/23(水) 19:19 ┃ ┗Re:わかったこと でも 04/6/23(水) 19:28 ┣Re:研究職と中学受験 職業は本人が決めること 04/6/23(水) 18:49 ┣Re:研究職と中学受験 公立の方が受験に追われる 04/6/23(水) 19:22 ┃ ┣Re:研究職と中学受験 いろいろなケース 04/6/23(水) 19:29 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 クール 04/6/23(水) 22:54 ┣Re:研究職と中学受験 三流出身 04/6/23(水) 22:41 ┣Re:研究職と中学受験 鈍行列車 04/6/23(水) 23:18 ┃ ┗頭の強さを 大学教師 04/6/23(水) 23:51 ┣Re:研究職と中学受験 蚊取り線香 04/6/23(水) 23:25 ┃ ┣Re:研究職と中学受験 中一男子親 04/6/24(木) 0:00 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 中高一貫の中学生親 04/6/24(木) 8:06 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 いい学校ですね 04/6/24(木) 9:33 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 中高一貫の中学生親 04/6/24(木) 14:31 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 いい学校ですね 04/6/24(木) 22:04 ┣Re:研究職と中学受験 変身 04/6/27(日) 1:41 ┃ ┣Re:研究職と中学受験 変身 04/6/27(日) 1:56 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 文系の悲劇 04/6/27(日) 12:30 ┗Re:研究職と中学受験 名前なしの権兵衛 04/6/27(日) 6:35 ┣Re:研究職と中学受験 学校のおべんきょ 04/6/27(日) 8:47 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 地方県立 04/6/27(日) 12:16 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 根拠なし 04/6/27(日) 12:24 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 ?? 04/6/27(日) 12:31 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 ??? 04/6/27(日) 12:41 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 しげやん 04/6/27(日) 21:13 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 あの 04/6/27(日) 21:29 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 変身 04/6/29(火) 0:09 ┃ ┗Re:研究職と中学受験 変身 04/7/18(日) 21:39 ┗Re:研究職と中学受験 万定のカレー 04/6/27(日) 13:45 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 研究職と中学受験 ■名前 : 鈍行列車 ■日付 : 04/6/23(水) 11:22 -------------------------------------------------------------------------
子供を将来、研究職につかせたいと思っています。本人もその気です。私は研究のことはよくわからないのですが、中学受験および塾等での大学へ向けての効率良い勉強方法が、“研究する姿勢”を育てるとは思えないのです。 中学受験を前提にした場合、“低学年のうちはペーパーでなく実体験を”というご意見が目立ちますよね。あたかも、それが“真理”であるかのような風潮に対して、私は非常に疑問を感じます。実体験が大事なのは、むしろ高学年ではないかと思うからです。もちろん、高学年はそんな余裕はほどんどないでしょうから、せめて低学年のうちは実体験重視ということなのでしょう。趣旨はわかります。わかるのですが、納得しきれない自分がいます。 私自身の小学生時代、何かに追い立てられることもなく、好きなだけ遊び、考え、本を読み、夏休みは永遠に続くかのように錯覚した初日、そんな思い出はすべて高学年のものです。低学年の頃は、まだ“夢の中”でしたから。 そういった思い出を子供から奪っていいのか?という罪悪感と同時に、受験等の効率的なやり方は研究職になるとしたら、結局非効率的ではないのか?と損得勘定的な考えもあって、中学受験をやめようか検討中です。 地頭が良ければ、1浪、2浪しても希望大学に入れるでしょう。 もしよかったら、研究者の立場の方からのご意見を伺いたいです。 |
最近の風潮を見ると、研究者になるには中学受験をしたほうがよいのではないかと 思います。 もちろん、研究者には基礎学力が必要ですし、高校受験がないことで研究者に必要な資質をじっくり育てることもできると思います。 もちろん、中学受験も受験である以上、効率性を追求せざるを得ない面もありますが・・・ 学校としても、「研究者の卵を育てる」といわれる某学校などありますし、まずはいろんな学校を研究されてみてはいかがですか? |
▼通行人さん: >学校としても、「研究者の卵を育てる」といわれる某学校などありますし、まずはいろんな学校を研究されてみてはいかがですか? 適度な受験勉強で入れる、そこそこの偏差値の学校も考えてはいるのですが、そうなってくるとやはり周囲の友人もそれなりということになってしまうので、それなら玉石混淆の公立でもいいかなと迷っています。 |
▼鈍行列車さん: >適度な受験勉強で入れる、そこそこの偏差値の学校も考えてはいるのですが、そうなってくるとやはり周囲の友人もそれなりということになってしまうので、それなら玉石混淆の公立でもいいかなと迷っています。 鈍行列車さんのお子さんが将来研究職につける程度に地頭がよく、鈍行列車さんが子ども時代を大事にした子育てをしたいのであれば、適度な受験勉強で偏差値60以上の二番手校に入れる、というのがお勧めです。 今や公立は玉石混淆とはいえないのが現状です。ほとんど玉は残っていないんですよ公立には。そして、玉に対して嫉妬する粘着教師もいます。 もっとも研究職といっても、粘りさえあればOKという分野もありますので、その場合は公立でもOKだと思いますが。 |
▼もう一人の通行人さん: >鈍行列車さんのお子さんが将来研究職につける程度に地頭がよく、鈍行列車さんが子ども時代を大事にした子育てをしたいのであれば、適度な受験勉強で偏差値60以上の二番手校に入れる、というのがお勧めです。 そうですね。とりあえず一日1時間程度の勉強で、そこそこのレベルが狙えるなら中学受験してみようかなと思っています。それほど甘い世界だとは思っていませんが。 |
▼鈍行列車さん: とても基本的な事ですが、研究職とか将来のこと以前にお近くの公立中の様子をお調べになったらどうでしょう。そこに青春はあるかですよね。 地元の中学の状況によって、中学の選択が決まってくるのではないでしょうか。 |
▼鈍行列車さん: 研究職ではありませんがコメントさせていただきます。 もし、資金的に余裕があるのならば、海外で教育を受けさせることも選択肢になると思います。または、AO入試のある暁星国際などの検討はされましたか? もし、お子様に資質があるのなら、今の公立中学ではもったいないような気がします。我々の時代でしたら、公立へ進学することが主流でしたが、いまや選択肢は無数にあります。 今の勉強に関してですが、我が子は、塾で博士号を持つ先生のプログラムした授業を受けたりもしています。子供は非常に影響を受けています。受験といっても何時間も勉強をするのは6年生の夏からではないでしょうか。うちでは毎日2時間程度の勉強です。我が家では、先のことは未定ですが、受験をしないばあい、7月まで塾に通い、その後は英語と数学の勉強をさせるつもりでいます。現在は英国のボーディングスクールや米国のザ・テンスクールも検討しています。 欧米では進路のカウンセリングも充実していて、中学生ぐらいまでは緩やかなカリキュラムですが、高2からは高度な大学レベルの数学を扱うクラスもあります。 もちろん、我々の時代のように公立へ通い大学へ進み、その後研究職になるべく、大学院へ進むことは全く問題はないと思います。 |
10代後半の貴重な時期に大学受験のための勉強で2浪もするのは時間の無駄なようにも思います。 欧米を検討している理由は、最短で17歳の夏に大学生になり(飛び級すれば、あと1年早く大学生になれます)、自分の研究分野の基礎学習を終え、21歳で大学院に入学できる、ということが最大の魅力だからです。 「大学受験に成功する=頭が良い悪いの基準」は、日本だけの尺度のような気もします。 |
▼funnyさん: 大胆なアイディアですね。我が家は資金面で残念ながら無理そうです。私立中学に入れるのもかなり厳しい状態です。 中学入試にあまり拘っていらっしゃらないご様子のfunnyさんにとても勇気づけられました。 |
▼鈍行列車さん: >子供を将来、研究職につかせたいと思っています。本人もその気です。私は研究のことはよくわからないのですが、中学受験および塾等での大学へ向けての効率良い勉強方法が、“研究する姿勢”を育てるとは思えないのです。 > 私は、中学受験は将来の研究職にとって有用であると考えています。 研究職になるための本当の勉強は、高等教育、つまり、大学入学後で十分であると思います。 中学受験での勉強が詰め込み教育というのは、現状の中学入試問題を知らない人の戯言だと思います。現在の中学入試問題は、単なる知識だけでは解けません。算数なら高度な論理思考能力を問われますし、社会でも表などからデータと読み取る能力が問われます。 理科では、化学分野などでは計算問題も出題されますし、間接的に化学反応の基礎を問う問題となっています。 中学入試での勉強は、将来、研究職になるための基礎がためといえると思います。 詳しい統計結果が公表されていませんが、現在、研究職に就かれている人の多くが中高校一貫校出身者で占められていると想定しています。 研究者になるためには、やはり、一流大学に入学することが前提となります。その後、大学院に進学し、大学の助手やポスドクなどを経て大学の教官や公的機関や民間の研究所に就職することになります。 蛇足ですが、地頭のいい人は、高校になれば頭角をあらわすので、浪人せずに、スンアリとトップクラスの大学に進学すると思います。 ただ、研究者として大成するのと、地頭とは、また、別の側面もあるので難しいところですが。 あまり、長々と書くのもなんなので、この辺で・・・。 |
▼クールさん: > 中学受験での勉強が詰め込み教育というのは、現状の中学入試問題を知らない人の戯言だと思います。 誤解されてしまったようですが、詰め込み教育とは思っていません。ただ、あまりにも時間をとられてしまうことに危惧を抱いています。受験させないにしろ、今の公立小学校では物足りないので、適度に中学受験勉強の良い部分は取り入れたいと思っています。 > 詳しい統計結果が公表されていませんが、現在、研究職に就かれている人の多くが中高校一貫校出身者で占められていると想定しています。 私の夫が研究者です。身内にも何人かいますが、全員、中学受験の経験はありません。こんな狭い範囲のサンプルでは何の参考にもならないとは思いますが。 > ただ、研究者として大成するのと、地頭とは、また、別の側面もあるので難しいところですが。 地頭とは何か?という問題はさておき、難関公務員試験や難関資格試験合格を蹴って、研究職に就いたものの、研究者としてはパッとしないという人の話を聞きます。もしこの差が、子供時代の過ごし方にあるとしたら?と考えてしまうのです。一般論として、試験に効率良く受かる技術は大切ですが、研究者となるにはどうなのだろう?と考えてしまうのです。 |
▼鈍行列車さん: >私の夫が研究者です。身内にも何人かいますが、全員、中学受験の経験はありません。こんな狭い範囲のサンプルでは何の参考にもならないとは思いますが。 なんだ「私は研究のことはよくわからないのですが」って最初におっしゃった のはウソだったんですね? ご主人やお身内の方々にお尋ねになれば、何もeduくんだりで「サンプル」を 採取なさらずとも、事足るでしょうに。 チョト不愉快です。 |
▼鈍行列車さん: >子供を将来、研究職につかせたいと思っています。本人もその気です。 家業だから医者にしたい、ってのより更に漠然とした話ではないでしょうか? 研究職ったって一体何を研究「させる」のか?小学生のお子さんが10年後に どう「化ける」のか?想像できますかぁ? 私は高校の担任に「学者になれ」と言われ(一瞬「役者」と聞こえ、「先生 ボク芸能界へ行っきまっす」と興奮しましたが)大学〜大学院と寝る間も 惜しんでお勉強してました。たまたま主席で学部卒業したこともあって、 学校に残れと複数の教授から誘われましたが、少々体を壊していた上に、 親しい先輩方が、オーヴァードクターとしてた〜くさん居残っていらっしゃって、 その方々を差し置くことは出来ないと、辞退しました。 研究者として大学や研究機関に残るのって大変です。 実力のみならず運も大きく左右します。まだ小学生のうちから親が設計図を書いちゃうのって、酷だと思います。 選択肢に入れといて、とりあえず中学受験してみては? あと受験の「勉強」と「学問研究」とは違います。 好きで好きで寝食を忘れるほどでないと研究はできません。 お子さんが一生を捧げられる学問と出会えるか否か、でしょうね。 |
▼学ナリ難シさん: >家業だから医者にしたい、ってのより更に漠然とした話ではないでしょうか? 確かにおっしゃる通り漠然とした話です。 >実力のみならず運も大きく左右します。まだ小学生のうちから親が設計図を書いちゃうのって、酷だと思います。 >選択肢に入れといて、とりあえず中学受験してみては? 親が設計図を書くという点では、中学受験も同様じゃないでしょうか?研究者になろうとするのがハイリスクだというのはわかりますが、とりあえず無難な道を選ぶというローリスクな方向性が本当に子供のためになるのだろうか?と思い悩んでいるのです。 |
▼鈍行列車さん: 子供の意見が全く見えないのが気になりますね。親に「研究者にさせようと思う。」なんて言われてなるようでは、ろくな研究者にはなれないと思いますが。 |
▼なーんかさん: >▼鈍行列車さん: > >子供の意見が全く見えないのが気になりますね。親に「研究者にさせようと思う。」なんて言われてなるようでは、ろくな研究者にはなれないと思いますが。 かなり香ばしいネタスレッド(スレ主が反響を楽しむために適当に起こしたスレ)ですね 本人の自由、親の自由でしょう 何れの道からでも可能でしょう 研究職といえどリストラがあることのみご指摘致しておきます |
お子さんは何が好きなのですか? 何を研究したいのでしょう。 差し支えなければ、教えて下さい。 |
▼蚊取り線香さん: 自然科学関係でしょうか。生物とか化学とかですね。とはいえ、これがいつまで続くかは未知数ですが、かなり集中的にのめり込む性癖が研究者向きかなと思ったりもしています。親ばかですね。 |
研究職と言ってもいろいろで、私も博士課程を修了し博論も書きましたが 今は研究職にはついていません。とりあえず研究活動をする最低条件を考えると 中学受験もありかな・・・と感じています。 スレ主さんは受験に追い立てられることの弊害を心配されているのでしょう。 しかし、はっきり言って高等学校までの課程はすべて基礎教養の範囲です。 それがどこの名門校であっても・・・。 切磋琢磨する環境を求めるということでは私立学校の選択も有るでしょう。 私自身大学4年間を経て、初めて研究することの楽しさを 卒論製作で実感しました。そこで初めて今までの知識をすべて総動員し 自分なりの思考へと扉が開けた気がしました。 研究職への本質的な理解は、その年代でやっと出来上がるような気がします。 更に、研究は「効率」という言葉とのギャップもしばしば生じてくるような 所謂「ヤクザな商売」と私たちは認識していました。 追い立てられるような効率的な生活が求められる中でも 自分のスタンスを変えず知識欲を満たすために 歩んでいける度量と経済力のある人が研究職として生き残るような気がしますが。 これは、あくまで平凡な研究者の端くれの一例です。 もっと非凡で才気あふれる天才というならば・・・ また別の道からの産出もあるでしょう。それはそれで、親の意図に沿わず 子供は子供なりに勝手に歩んでいくような方でしょう。 |
研究職と言っても、いろいろで、理系の場合は、大学に残ってとことん基礎研究に没頭するのか、企業に入って、商品開発等の仕事につくのかによって、大分様相が違います。 どちらも、楽な仕事じゃないですよ。これも、前のスレであった、端から見て「割り似合わない職業」の一つだと思います。 私ども夫婦は研究所の職場結婚になりますが、主人も私も、小学生の頃はやっぱり「夢の中」でしたよ。でも二人とも中学受験したのですがそれも夢の中か或は冷めかけの時期?というくらい、研究職なんてこれっぽっちも考えていませんでした。将来、何になりたいの?と聞かれると「わからない」というと、大人の受けがわるかったので(笑)良くある子供の在り来たりなものを適当に答えていました。研究職を考えたのは、やはり、大学にはいって、専門知識を学び、その面白さを知った時からでした。 前置きが長くなりましたが、子供の中学受験が、子供の探究心を阻害するとは思えません。好奇心が強い子は、学ぶこともどん欲で、新しい知識をとっても楽しそうに吸収するものです。ただ、子供によって、タイプがあるので、自然現象や社会の動きに関心をあまりもたず、空想の世界に浸ったり、芸術系に興味をしめす子もいます。我が家の、二人の子は両方のタイプがそれぞれいますので、なかなか面白いですよ。 前者のタイプ子には、6年になった今でも、「楽しい化学実験室」に参加したり、珍しい展示があれば、暇をつくって連れていきます。テレビの自然科学系の番組はしっかり見てしまいますし、ニュースを見ては意見を出し合い、受験に必要のない事も好きならしらべてみたり…。また、親それぞれの得意分野を質問されたりすると、つい「うんちく」が長くなり、イヤな顔をされる時もあるのですが、大体面白そうに聞いています。 後者のタイプの子(中2)は、そういうことには、全然興味を示さず、コツコツと学校のノルマをこなし、好きな本を読んで、音楽を楽しみ、青春しています。 でも、この二人、将来、どう化けるか未だにわかりません。 うちは、別に子供を研究者にしようとか、こちらから、強制もしないし要望も出しませんが、スレ主さんがどうしても、研究者にこだわるのなら、好奇心を満足させる環境で、出来る範囲の受験勉強をすればいいと思います。なにも「効率」ばかりを優先させて、反復練習するだけが、受験勉強ではないでしょう。塾に煽られることなく、そのご家庭の方針を貫けば、おのずと探究心の強い子が育っていくことでしょう。難関校にいかなくては、研究者に成れないわけでもないし、公立か、私立かなんて、本人次第で、関係ないかもしれません。本人に、その気があれば、どんな環境でも目指せるはずです。まあ、専門知識が必要なので、とりあえず、大学に行く必要はありますけどね。大学が私学でも、マスターやドクターで国立にいく事もできますし、もちろん、海外だっていいですね。知り合いのお子さんに、中学は私立(所謂中堅)に行ったのですが、大検を中3のうちにとって、高校でさっさと海外留学してしまったお子さんがいます。海外にいく前に、日本の大検とっておくのは、非常に良いアイディアだなぁ、と感心しました。 最後に、中学に関しては、私立の方が設備や環境が整っていることは確かですし、6年間、高校受験で中断されることなく、いろいろ考えることができますね。うちは、そういう理由で、受験させました。 ▼鈍行列車さん: >子供を将来、研究職につかせたいと思っています。本人もその気です。私は研究のことはよくわからないのですが、中学受験および塾等での大学へ向けての効率良い勉強方法が、“研究する姿勢”を育てるとは思えないのです。 > >中学受験を前提にした場合、“低学年のうちはペーパーでなく実体験を”というご意見が目立ちますよね。あたかも、それが“真理”であるかのような風潮に対して、私は非常に疑問を感じます。実体験が大事なのは、むしろ高学年ではないかと思うからです。もちろん、高学年はそんな余裕はほどんどないでしょうから、せめて低学年のうちは実体験重視ということなのでしょう。趣旨はわかります。わかるのですが、納得しきれない自分がいます。 > >私自身の小学生時代、何かに追い立てられることもなく、好きなだけ遊び、考え、本を読み、夏休みは永遠に続くかのように錯覚した初日、そんな思い出はすべて高学年のものです。低学年の頃は、まだ“夢の中”でしたから。 > >そういった思い出を子供から奪っていいのか?という罪悪感と同時に、受験等の効率的なやり方は研究職になるとしたら、結局非効率的ではないのか?と損得勘定的な考えもあって、中学受験をやめようか検討中です。 >地頭が良ければ、1浪、2浪しても希望大学に入れるでしょう。 >もしよかったら、研究者の立場の方からのご意見を伺いたいです。 |
▼鈍行列車さん: >子供を将来、研究職につかせたいと思っています。本人もその気です。私は研究のことはよくわからないのですが、中学受験および塾等での大学へ向けての効率良い勉強方法が、“研究する姿勢”を育てるとは思えないのです。 大学院で研究者の卵の娘がいますが、中学受験はしました。私はこのご意見は 逆にとらえていまして、それは中学受験をしなかったら、大学院で研究者の道へ進もうとは思わなかったのでは、と感じたことです。 娘を通じて感じることは、今の時代、まず、専門的なことやるにしても、 かなり汎用的知識や技術が必要という点。ひとつは、文系理系の境目がボーダー レスというか、たとえば、法律だって、知的所有権、ハイテク犯罪など科学的 証明の知識。金融だって、教育だって、科学、数学、実験、必要。 逆に理系だって、医学に限らず、化学物理分野でも、法律や経済や心理の知識 場合によっては、宗教の勉強も必要なんて。 もうひとつは、語学の一つや二つ必須。特に学会、論文、文献など共通語? 的である専門知識用語を操れる英語力ですよね。 別に中学受験、大学受験が目的だけで勉強してきたわけではなく、そのような 環境に身を投じて、はじめて学問の奥深さとか好奇心とか、興味へつながったのではと感じてます。特に私立中高の6年間では、友達や先生との切磋琢磨の中から 将来への道や方向性を探るという期間だったようです。 > >そういった思い出を子供から奪っていいのか?という罪悪感と同時に、受験等の効率的なやり方は研究職になるとしたら、結局非効率的ではないのか?と損得勘定的な考えもあって、中学受験をやめようか検討中です。 >地頭が良ければ、1浪、2浪しても希望大学に入れるでしょう。 >もしよかったら、研究者の立場の方からのご意見を伺いたいです。 おっしゃるとおりで、研究者になってしまえば、私立も公立もなく、 娘の研究室にも海外からの優秀な留学生も結構いますし、出身も関係ないと 思います。回り道してきた人もいます。 ただ感じることは、皆さん大変勉強が好きで、やる時はやはり徹底して 教授でもなんでもつかまえてやる。その専門で何とか一人者になってやろう。 という思い入れがあり、同時に決して勉強バカではなく、趣味だの特技だの勉強以外のことや、世情にも詳しく、やはり幼少期からそれなりに、きっちりとした 受験にとらわれただけでない、情操教育も受けてきているのかなという印象 を持ってしまいます。 |
かながわさん、元研究職さん、バラードさん 大変興味深く読ませて頂きました。投稿して良かったと心から思いました。ありがとうございます。とりあえずお礼まで。 |
大手塾でも、理科実験室が完備しているところがあります。 小学校3年生から、アルコールランプを使って実験したり、メダカの観察など、テキスト中心の普通の塾とは違う角度で勉強します。 今は、小学校では、あまり理科実験室を活用して、実験をしていないような気がします。(昔は小学校3年くらいから使用していた気がしますが) 塾の理科実験教室 ↓ 本物にふれることを覚える ↓ 科学分野に興味が出る ↓ 理科実験などに力を入れている中学校に進学したくなる ↓ 研究分野を将来目指す こういう人もゼロではないと思いますが、 どうでしょう? |
▼鈍行列車さん: >子供を将来、研究職につかせたいと思っています。本人もその気です。私は研究のことはよくわからないのですが、中学受験および塾等での大学へ向けての効率良い勉強方法が、“研究する姿勢”を育てるとは思えないのです。 大学に残って研究するのであれ、企業の研究職に就くのであれ、研究というのは想像以上にとても地味な職業です。また、これは研究職だけでなく、その他のどの職業でも同じだと思います。仕事で要求されるのは、地味なことをコツコツこなすだけの忍耐力、体力、集中力、そして論理的な思考力と専門的知識です。スレ主さんは、研究職を特殊な感じで受け止めていらっしゃるようですが、私は特に研究職が特殊な能力を必要とされる職業だとは思いませんが、どうでしょうか。研究職にせよ他の職業にせよ、そこで要求される能力って結構共通だと思います。 体力増進は無理ですが、中学受験が忍耐力、集中力、論理的思考力、専門知識の習得を阻害するとも思いません。受験勉強が、所謂『受験テクニック』の修得に終始するものと思われているのかもしれませんが、それは違うと思います。 >中学受験を前提にした場合、“低学年のうちはペーパーでなく実体験を”というご意見が目立ちますよね。あたかも、それが“真理”であるかのような風潮に対して、私は非常に疑問を感じます。実体験が大事なのは、むしろ高学年ではないかと思うからです。もちろん、高学年はそんな余裕はほどんどないでしょうから、せめて低学年のうちは実体験重視ということなのでしょう。趣旨はわかります。わかるのですが、納得しきれない自分がいます。 これは多分勘違いされているのではないですか?誰も高学年には実体験が必要ないと思って発言されているのではないと思いますよ。高学年になると、徐々に抽象的な思考能力が発達し、さらにこれまでの体験を元にして頭でのシミュレーションが出来るようになっていきますので、実体験を伴わないことでも頭の中で理解できるようになります。一方、幼児期から低学年までは、この抽象思考能力が十分に発達していないので、実体験をともなった具象思考が中心となります。幼児期から低学年では、実体験を通した具象思考でしか思考が進まないので、物事を深く理解するには実体験を積ませるのが一番良いですよという意味で、そして高学年以降で抽象思考をする時にも役立つという意味で、『低学年では実体験が大切』と皆さん発言されているのではないかと思いますが(私の独りよがりな解釈かもしれませんけど)。 |
研究者のひとたちは、平日の午後も仕事場から ここに書き込みができて、イイなぁ(-_-;)ってことです。 |
▼考察さん: >研究者のひとたちは、平日の午後も仕事場から >ここに書き込みができて、イイなぁ(-_-;)ってことです。 研究職って、どんなに遅くまで仕事しても残業手当がつかないんですよ・・・(泣) |
▼でもさん: >研究職って、どんなに遅くまで仕事しても残業手当がつかないんですよ・・・(泣) 研究職でなくとも、あっという間に幹部職にさせられて残業手当は全くつきませんよ。 |
うちの夫が独立法人の研究者です。 物心付く頃からソレに興味があり、小3の時には「絶対ソレの研究者になる!」と決めたそうです。 信じてもらえないかもしれませんが、塾というものには一度も行った事がありませんし、父親が「勉強は学校でするものだ!うちではするな!」という方針だったので、ひたすら友達と日が暮れるまで遊んでいたそうです。でも建築中の現場に行って、きれっぱしを拾ってきて何か作ったり、友達の買ってもらったおもちゃを見て自分で似たようなものを作ったり、かなり面白い子だったみたいです。 算数の先生が違うことを言った、と訴え、先生に怒られても引かなかった。なんてこともあったそうです。 中学でも高校でもそんなことがあって、ちょっと先生には嫌がられていたみたいです。 高校は近い所にしなさい、という親の方針で実力よりは下のランクへ。先生よりもよくわかると評判になり、よく皆が聞きに来ていたとか。 大学は一浪駄目。下宿だめ。ということで、とある私立に。でも成績がよかったため奨学金をもらい、通うことに。 アルバイト先では「是非うちで働かないか!」と誘われるほどで、破格の時給を貰っていたとのこと。 教授から、研究室に残らないかと誘われたが、公務員試験に受かったので夢に見た研究所に勤務することに。(落ちたら院に行くつもりだったらしい) ・・・今にいたる。 英語は全くできなかったのに、海外出張が多くなり、挙句に2年留学することになったりで、慌てて英語の勉強をする。 30過ぎでの語学の勉強は大変だったみたいですが、トーイック650点はなんとかなりました。 年にいくつもの特許を取ったりするのが仕事なので、本当に好きではないとできることではないみたいです。夫は趣味が仕事になったと言ってます。 「好きで好きでたまらない!」ことが、たまたま仕事になった、というのが研究者なのではないでしょうか。 時代が違うと言われてしまうかもしれませんが、こんな例もあるということをかいてみました。 |
▼ある研究者さん: ご主人のお話を読んで思い出しました。私は偶然主人が6年生の時に書いた作文を読んでしまったことがあります。 それを読んだら、将来の、 「○○の研究者になりたい」 というような夢が書いてありました。 現在、純粋には○○の研究者ではないのですが、かなり近い仕事をしています。 「医者になりたい」でも「弁護士になりたい」でもなく、技術系に興味があると、その時点で思ったことに関して感心しています。また、夢がほぼ叶えられていいな、と思いました。仕事は好きみたいですから。 ちなみに、主人は中学受験していますし、小学校時代はかけもちで、ばりばりに塾に行っていました。 □□していると、△△できなくなる・・・という単純な考えは好きではありません。(すみません、これは、ある研究者さんに対する言葉ではなく、スレ主さんへです) いろいろなケースがあると思います。 |
▼サラリーマンさん: >研究職でなくとも、あっという間に幹部職にさせられて残業手当は全くつきませんよ。 そうですよね。管理職になってしまうとお給料が減ってしまったりして。。。 |
よく分からないのになぜ研究職なのかが分からない。 そして職業は本人が選択すべきものでしょう。 好きで寝る時間も惜しんで研究に没頭できなければ一流の研究者にはなれないでしょう。 お金や地位ではなく好きだからこそできるのではないですか。 今は体力と考える力をつけておけば、職業選択は時期がくれば本人がするでしょう。 中学受験は無駄とは言えませんが、有用とも言えないと思います。 机上だけの勉強には限界があるように思います。 一番大切なのは小さい頃からの家庭の教育だと思います。 地頭があれば別に中学受験せずとも現役で入れます。 中学受験よりも大学受験の方が簡単かも知れない。 (大学受験は1年半程度の勉強で間に合うと思います。) |
主人は研究職?大学にいますが、周りはほとんど 中高一貫出身者ばかりみたいです。(主人も含め) 年配者の方に都立高校の出身者もいるようですが・・・ 最近は、すべて有名中高です。 子供を見て思います。公立に行った友達の方が 受験、受験に追われているようで・・・ 内申書が絶対評価で当てにならないとか、中1から 目の色変えて塾通い・・・高校に入ってまた塾・・ 中高一貫でも塾には行きますが6年先なので しっかり自分の身になる様な勉強や夏休みに 自由研究をやったりクラブに没頭したりです。 だから、研究職には中高一貫者が多いのか やはりできる子は私立に行くのか? わかりませんが・・・ 私立の方が実験や先生に恵まれている場合が多いです。 実験設備の整った学校や、学園祭でクラブの発表を 見て先生や生徒のレベルの高い学校を選んで進学 させることも可能ですが、公立にそんなことが望めますか? とんでもない先生に当たってやる気をなくすことが、恐ろしい です。公立は選べないと言うことです。 港区の様に選んでも、先生が別な学校にすぐ移るかもしれません。 |
▼公立の方が受験に追われるさん: >主人は研究職?大学にいますが、周りはほとんど >中高一貫出身者ばかりみたいです。(主人も含め) >年配者の方に都立高校の出身者もいるようですが・・・ >最近は、すべて有名中高です。 あ、本当だ。見回してみると。 当時は中学受験率低いはずなのに。(およそ30年前) |
▼公立の方が受験に追われるさん: >主人は研究職?大学にいますが、周りはほとんど >中高一貫出身者ばかりみたいです。(主人も含め) >年配者の方に都立高校の出身者もいるようですが・・・ >最近は、すべて有名中高です。 > この傾向は、さらに強まると思いますよ。 フランス(世界一の学歴社会の国と言われていますが)では、あのゴーンさんをはじめ、 国家のエリート(サルトルやフィールズ賞受賞者)は、ほとんどグランゼコールの出身ですよね。 グランゼコールの入学者は、ルイ・ル・グランなどの有名校の出身者が多いようです。 日本の場合、前回の小学・中学の学習指導要領により、中学受験経験者と未経験者との間で、かなりの学力差が大学受験において出てくるように思うんですが。 また、一説によると、子供の能力(知能にも関係するかもしれません)が一番飛躍的に伸びるのが小学5・6年生であるとも言われているようです。 |
研究職に興味を持つ息子の親から・・・。 今息子を開成中学に中学から入れてよかった点は、実にさまざまな実験や考察、観察を良くやる学校だと感じている点です。 色々な実験や考察の中からレポートを書く。 さまざまな分野(理系・文系に限らず)で調べ書かせる。 こんな授業から研究する面白さも培ってくれている気がします。 それも高校の分野とか中学の分野とかにはどうもとらわれていない授業を中学から受けている様で(と言っても息子がPCで打っている中身を垣間見た所から受ける印象でしか有りませんが)。 これは中高一貫(公立とか私立とかでは有りません)のメリットで、普通の中学では味わえない物だと思います。 また、小学校時代に受験勉強するか、中学時代に受験勉強するかだけで、小学校時代に本当の意味で受験一色になるのは6年の夏以降で、それまではまったく遊べないという事もないと思いますが・・・。 |
皆さん、いろいろなご意見ありがとうございました。 ・親が子供の職業を決めることについて 私は冒頭で >本人もその気です。 と書いています。その気もないのに、研究者になれと押しつけるつもりはサラサラありません。第一そんなこと無理でしょう。親の顔色を伺ったり、親の希望に唯々諾々と従うような子供は、そもそも研究者に向いてないのではないでしょうか。 ・「私は研究のことはよくわからないのですが」について 一般論を求めているのではなく、現在、研究者として活躍されている方に答えて頂けることを想定しておりましたので、このような書き方になりました。不快に思われた方にはお詫び致します。 ・科学実験教室について うちも通わせています。こういった、受験に特化していない教養をできるだけ今のうちに身につけさせたいと思っています。 ・研究職に求められる能力、他の職業に求められる能力 基本的な部分は同じかもしれませんが、やはりそれぞれ異なると思うんですよ。特に前にも書いたように、難関国家試験に合格する実力がありながら、研究者としては今ひとつ…といった人の存在がとても気になります。 ・公立のほうが受験に追われる 日比谷しか行きたくないというのならともかく、地頭が良ければ、適当に好きなことをやりながらでも、そこそこの公立へは行けると思いますよ。逆に言えば、その程度の能力がなければ、研究者になるのは無理なんじゃないでしょうか。 ただ、多くの方がおっしゃるように、中高一貫校でえられる環境(友人・設備・教師など)は、今の公立では無理というのも理解できます。 ここで即答できない深い内容のレスもありますし、皆様のレスをじっくり読んで考えていきたいと思います。本当にありがとうございました。 |
四半世紀ほどまえに、6年一貫の私立を卒業して、国立大で博士まで結局10年程 お世話になりました。気付いてみると、同窓会名簿で、大学教師が1割強、大学 病院所属の医師と、企業の「研究」がつく部署の所属を加えると2割ほど。 研究者を本格的に意識しだしたのは、大学の2年生後半の頃からでしたが、振り 返ってみると、6年間のびのびと自分の好きなことに興味・関心を注ぐ時間を得 られたことが、背景としては大きいかな、というのが自分でいま分析してみての 印象です。 また、当時の中学受験というのはまだまだ塾でテクニックというよりも、自分で 問題集に取り組んで、長時間かかっても自力で問題を解くという作業が中心でし た。6年生の頃には、たとえば算数の難問1問、数日間、のべ10時間ぐらい考 えに考えて、何とか解くことが時々ありましたが、このときの、頭をひねりつづ けたうえで、解決が得られたときの快感、喜びというものが、後々、研究作業に ねばり強く取り組む上での基礎になったような気もしています。 いま、同業者になっている顔ぶれを見ても、器用さや、頭の回転もありますが、 何よりも本気で考え続けて飽きないという意味の「頭の強さ(持久力?)」の あるという印象だった面々が多いな、と思います。 中学受験を、頭の強さの養成と、頭を使うことの楽しさの発見の機会にできれば、 1日1時間などと制限しなくても、デメリットになることはないと思います。 むしろ、1日1時間でそれなりの成果を確保するために、「割り切ってテクニック を身につける1時間を過ごす」という受験勉強をされるとすれば、その方がデメリ ットは大きいのではないでしょうか。 |
一応うちの旦那も研究職ですが、田舎育ちで公立の小中高、国立大学院卒です。 今、京都の大学にいますが、大学院の学生の3分の2は中学受験経験者らしいです。それも同じ学校ばかりだそうです。でも、世代的なものもありますし、一概に中学受験が研究者になる近道とはいえませんね。 また、研究職って言っても、大学教授から一般企業の研究職まで幅広いですよね。 ちなみに、うちの旦那のようにごくごくふつうの研究者から 世界から注目されるような研究者まで・・ どちらがいいのか私にはわからないのですが とにかく3度のご飯より好きな物を見つけて、ひたすら突っ走れるようなお子さんでないと、第一級の研究者は無理では。 一級でなくてもいいなら、そこそこ勉強して修士か博士を出て メーカーなどに開発研究職として就職する方法もあります。 でも、もともと研究職が目的であるはずないですよね。 好きなことを研究したいから、結果的に研究者になったと言う方が 理にかなっているような気がします。 子供にもタイプがあるので、親と同じ仕事に就かせたいと思っても なかなか難しいのでは。 うちの息子は独創性に欠けるので、研究職には全くむいていません。 私は子供が自分にとってやりがいのある仕事に就いて欲しいと思っていますが、 一方で、 どんなつまらない仕事であっても、努力を惜しまず誠実に働く事こそが 大切なんだと教えたいです。 |
私も研究職かつ教職についています。この問題はデリケートですし解答はないと思いますが、私は中学受験は致命的でなく、受験終了後に子供が中高一貫のきっちりした教育を受ける機会があるのであれば、メリットの方が大きいと思っております。その考えに従って子供は受験をしていわゆる進学校に通っています。 まず私自身は親に受験勉強をしているようでは才能がないと言われて、試験勉強等にかなりネガティブなバイアスがかかった環境で育ちました。そのせいか兄には努力する才能がないと言われる始末で、大学受験ではだいぶ苦労しました。一方、中学受験で勉強する習慣がつけば(また不必要に受験に対する偏見を持たなければ)こういう無駄な努力は不要になると思います。 確かに研究者に必要なのは如何に無駄に、そして自己流に考えるかということなのですが、それは大学院修士レベルの知識は完全に習得した上でのことです。ですから論語の思いて学ばざれば即ち危うし、という言葉があてはまると思います。その基礎を習得する場として昨今の公立中学は不適切な気がします(因みに私は公立出身ですし、研究者は公立出身の率が高いと思っています)。研究者として公立出身で成功するタイプは独立独歩で勉強できる地方の子だと感じています。都会でわざわざ公立を志向するメリットはあるのでしょうか。 公立の不利な点は高校受験があってカリキュラムが更に分断されることです。また高校受験では内申のファクターも大きいので中学の生活に微妙に陰を落とすのではないかと懸念します。その心配のいらないレベルで選択に値する私立ないし国立があれば中学から進学した方がよさそうに思えます。 実際、私立の進学校ではそれなりに多様な価値観を受け入れ、知的な遊びに没頭できる環境があると思います。愚息は中学入学後、化学実験にこりだして(親としては少々閉口していますが)、高校のチャートや大学の本を読み、周期律表は殆ど覚えて、へたくそな実験を家で行っています。公立でこういうことをやっていたら明らかに浮いてしまいますが、私立だと、同好の士はいないことはないようです。子供に特に化学系の本を薦めた記憶なないので、彼は塾での実験等から刺激を受けて化学に興味を持ったのだと思います。すでに意見も出ていましたが中学受験には知的刺激を与える役割もあると思います。(算数の問題も不必要に難しいと思いますが、パズルとしては良質だし、頭の良し悪しを測る道具としては大学受験の問題よりよほど優れている面もあります)。 あまり長時間の中学受験対策をなさらずに適切な志望校選択をなされば中高一貫校に進まれるのは悪くないと思います。頑張って下さい。 |
公立でも私立でも関係なく、要は本人の意思だとは思いますが、 研究者を志すか否かを考える時間として中高一貫の期間を使うのは、 有益ではないでしょうか。 息子は先日、先生が今書いていらっしゃるドクター論文を 見せていただいて感動した、と言っていました。 息子なりには、やりたい勉強がはっきりあってこの中学校を受験したのですが、 先生方がそれをご存知で、関連する博覧会があると教えてくださいます。 滅多に無いチャンス、と言われ、わけもわからず国際学会に顔を出して、 興奮したりもしていました(勿論、理解できたのは図表と写真だけ)。 こういう下地は将来の自分を考えていく上で役立つのではないでしょうか。 たとえ研究者にならなくても、貴重な経験をさせていただいていると 思っています。 |
▼中高一貫の中学生親さん: >公立でも私立でも関係なく、要は本人の意思だとは思いますが、 >研究者を志すか否かを考える時間として中高一貫の期間を使うのは、 >有益ではないでしょうか。 > >息子は先日、先生が今書いていらっしゃるドクター論文を >見せていただいて感動した、と言っていました。 >息子なりには、やりたい勉強がはっきりあってこの中学校を受験したのですが、 >先生方がそれをご存知で、関連する博覧会があると教えてくださいます。 >滅多に無いチャンス、と言われ、わけもわからず国際学会に顔を出して、 >興奮したりもしていました(勿論、理解できたのは図表と写真だけ)。 > >こういう下地は将来の自分を考えていく上で役立つのではないでしょうか。 >たとえ研究者にならなくても、貴重な経験をさせていただいていると >思っています。 とても良い学校ですね。 申し訳ありませんが、どのへんにある学校なのでしょうか?(ヒントだけでも) こういう、熱心な先生の話は説明会やパンフレットではわからず、通っている生の話でしか伝わりませんので。 |
▼いい学校ですねさん: >申し訳ありませんが、どのへんにある学校なのでしょうか?(ヒントだけでも) 都下の男子校ですが、進学校と言われている学校なら 少なからずそのような環境は得られると思います。 |
▼中高一貫の中学生親さん: >▼いい学校ですねさん: >>申し訳ありませんが、どのへんにある学校なのでしょうか?(ヒントだけでも) > >都下の男子校ですが、進学校と言われている学校なら >少なからずそのような環境は得られると思います。 何だか、読んでいるだけで、偏差値高そう・・・という気がしていました。 でも、ご縁があれば、そういうレベルの高い学校に入りたいです!! |
良く聞く話ですが、成績不良児の家庭教師に成績優秀な学生をあてても効果はありません。これは、彼らが何故子供が理解出来ないかが理解できないからです。 研究の第一線で活躍している方にお伺いしても、研究者として必要な資質など判りません。彼らは当然のようになるべくして研究の第一線に立っているわけですから・・・。 私も、幸いなことにこのような研究の第一線で活躍している方と話し合う(実は飲んでいる)機会が多いのですが、「研究者になるためには・・」などということが話題になることはありません。中学高校時代も別に変わったことをしていた訳ではなく、皆、普通の学生でした。 皆さん現在ではそれなりの業績を立てていらっしゃる方達が多い訳ですが、研究の琴線に触れる部分についても決して話題にはなりません。 ある材料系の研究者と話した時にどうも話題をはぐらかされたと思ったところ、その後その内容がNatureで発表されました。海外の著名な論文は情報の事前漏洩を非常に嫌うようです。 その友人はもう一つネタを抱えており、某国家プロジェクトで行われた実験の結果を教えてくれません。まあその実験は某省所管なのでやむをえないと思います。(半年ほど前ニュースでは成功したと伝えられましたが、私はその実験内容から結果がでないのではないかと思っています。計画が立案された時点では重要な要素だと思われていたものが、その後の研究で本質ではなかったということが判明するのは良くあることです。でも実験は当然予算通り行われました。) そんな中で、彼らが漏らした一言で、このスレッドと少しは関係がありそうな話題を二つご紹介します。 <その1> 某大学21世紀COEリーダーをされている方が、酒の席で若い者を捕まえて話しこんでいる場面。 「君ねえ、若い内は何でも良いから一つのことに打ち込んだ方が良いよ。どんなにつまらないことでもいいからさあ。何かに打ち込めるというのはねえ、一つの才能なんだよ。こればかりはねえ学校では教えてくれないし教わるものでもないんだよ。」 <その2> 某大学理工学部就職担当教授。その大学は大学院進学率が80%。 院生の就職のことで採用担当者と話し合っている。 「大学3年までは結果が決まった実験しかやらないから、それまでの成績というのは実質的に座学の成績できまるんだよね。そして成績優秀ならば当然将来を期待されて大学院進学となる。実はこの時期が問題なんだよね。指導教官が決まり、ささやかな実証実験を行い、ささやかな卒業論文を書く。この時点ではじめて修士の適性があるかどうかが判るんだよね。 今の大学院進学は指導教官が決まる前にほとんど決まっちゃうから、本人も周りも適性が判らないままに、普通に成績だけで大学院進学を決める。ところがいくら学部の成績が優秀でも、大学院に進んでから全くその方向に向いていないと判るヤツが結構いるんだよね。そうなると本人も周りも地獄だよ。」 |
自己レスです。 書き込んでいて思いだしたのですが、某国研(現独法)でのお話。 理事長:「勤続20年の永年勤続者を表彰したい。」 研究者:「20年も他から声がかからないような人は無能なだけです。」 |
実に面白く且つ貴重なお話しですね、edu如き(失礼)じゃもったいない。 蓋し、一口に「研究者」とおっしゃっても、理系と文系は大違いですね。 ぞんざいに申せば、喰っていける者とそうでない者。 「国家プロジェクト」どころか、自家の生計さえ四苦八苦です。 |
to all 大体、スレの結論と云うか方向性が出て来たところのようですが 一つ質問をさせてください 難関校の算数の問題などで、なかなか良い問題だと思うことがあります 時間は掛かってもよいから、独力で正解に辿り着いて欲しいと内心は 考えますが、入試では短時間で解かねばならないので、時間をかけて解く よりは、解法パターンをより多く覚え込んでしまい、本番ではそれらの類題 の処理ということで乗り切る方が得策であるという考えが主流だと訊きます 私は研究職ではないのですが、コンピュータソフトウエアーの基本モジュール 系の開発をしています 日頃、後輩をみているとソフトウエアーの欠陥(所謂「バク」)を潰すことが 不得意な者を多く見受けます それも日本の二指に入るような大学の学部・院卒の者達です 答えが解らない時、なぜ解らないのか、何が解れば答えがでるか、あるいは そもそも最初から未知数の数だけ式がないのではないのか、あったとしても 解法の手順を間違うと答えが出ないのではないか・・・ 問題を解きに掛かる前に、作戦を立てるというか、前準備をするというか 整理すべきことは多いものです 彼らはそれが非常に苦手なようなのです 難問を時間を掛けて(苦労して)解く習慣がないと、その能力に磨きがかかりません 論文雑誌などを見ていても、特に若手の論文に、他の研究者の援用ばかりでピリッと しないものが多いように感じるのは、思い過しでしょうか? 大学院だけで、所謂「教科書的な勉強」態度が矯正できるものなのか 実は非常に懐疑的になっているのです (一貫校と公立の出身者でなにか傾向でもあるのでしょうか、あるいは一貫校で あってもIQの程度により矯正出来たり、そうでなかったりするのでしょうか) ご意見を期待しています |
学校のテストは今まで習った事をどれだけ覚えたかで点がきまる。 会社にはいっても独自の考えなどせず、今までのやり方を如何に踏襲したかで査定が左右される。 本当に実力が試されたのって受験だけかなあ、と思う今日この頃。 自分で考える力がいくらあっても、そういう人は上にいけないしくみの日本。 |
研究職で実績上げてるのは、 お受験してない地方県立高出身が多い。地方では地頭が良い奴しかはい上がれない。東大でも伸びるのは地方高 |
▼地方県立さん: >研究職で実績上げてるのは、 お受験してない地方県立高出身が多い。地方では地頭が良い奴しかはい上がれない。東大でも伸びるのは地方高 まったく根拠ない話だね。 優秀な研究者は灘をはじめ、中高一貫校出身者が多い。 |
▼根拠なしさん: >まったく根拠ない話だね。 >優秀な研究者は灘をはじめ、中高一貫校出身者が多い。 こっちの方がよほど根拠ないんじゃない? 一流大学進学者又はその大学院進学者に中高一貫校出身者は多いかもしれない。 が、「優秀な研究者」で中高一貫校出身者はあまり聞いたことがない。 少なくても理系はそうなんだが。分野によるのか? |
▼??さん: >▼根拠なしさん: >>まったく根拠ない話だね。 >>優秀な研究者は灘をはじめ、中高一貫校出身者が多い。 > >こっちの方がよほど根拠ないんじゃない? >一流大学進学者又はその大学院進学者に中高一貫校出身者は多いかもしれない。 >が、「優秀な研究者」で中高一貫校出身者はあまり聞いたことがない。 >少なくても理系はそうなんだが。分野によるのか? 灘などは世界的な研究者を輩出していますね。 公立高校で複数の世界的研究者を輩出している学校と言うのはあまり聞きません。 |
▼???さん: >灘などは世界的な研究者を輩出していますね。 > >公立高校で複数の世界的研究者を輩出している学校と言うのはあまり聞きません。 私は研究と、開発の中間的な仕事をしているものです。(企業でやってますから、開発と行った方が正しいかも・・・)この手の出身校うんぬんと言う話は数字にしにくいものと思ってます。同じ、灘出身、東大出身の人でも学校に入るために、燃え尽きるほど勉強して受験のためのスキルを見に付けてやっと入った人と、ちょこっと、勉強しただけで余裕で入った人は、違うと思うのです。 研究職は平均するとなかなか経済的に報われにくいものと感じております。私は修了研究をしているときに、博士号取得のために大学に残るように先生から進められましたが、狭い大学内の教授間の勢力争いや、教授、助教授、助手間の人間関係の複雑さに嫌気がさし、また、先生方の手足となって献身的に実験をこなしても報われず、何年もオーバードクターを苦労して続けられている先輩方の姿をみて、大学に残るのはやめました。 企業内の方が他部門からのチェックが入りますから、オープンで公平と感じました。その後、年を重ねるにつれて、大学の教授でも有名になる方は、研究力もあるのでしょうが、政治力(うまく、プレゼンして研究費をあつめる)の方が重要と思えます。研究職が成功するためには、好きな分野を数人でこつこつ研究している間に有名になり名誉を手にするというのは、まれな例と思えます。商人や、政治家のような、上手なほら吹きが成功する例が高いと感じてます。 最初から研究職を目指されるより、好きな分野を自分で見つけることができ、自分の将来を自分で決められるような子供に、育てることを目指すことが重要と思います。中学受験は研究職になるために決して無駄になりませんが、燃え尽きてしまうことや、全てのことを受身としてとらえる姿勢がいつまでも抜けないようでは、研究職にしろ、どんな分野でも成功することは難しいと感じています。 |
▼しげやんさん: > 私は研究と、開発の中間的な仕事をしているものです。(企業でやってますから、開発と行った方が正しいかも・・・)この手の出身校うんぬんと言う話は数字にしにくいものと思ってます。同じ、灘出身、東大出身の人でも学校に入るために、燃え尽きるほど勉強して受験のためのスキルを見に付けてやっと入った人と、ちょこっと、勉強しただけで余裕で入った人は、違うと思うのです。 > > まあ、民間企業の研究者とアカデミックな世界の研究者は、また別ではないですか。 最近は、若い優秀なポスドクは海外(主に、米国)で研修しているケースが多いようです。 思いつきで書くのいいのですが、あまりにも説得力に乏しいと感じます。 |
>最近は、若い優秀なポスドクは海外(主に、米国)で研修しているケースが多いようです。 日本でもポスドク1万人計画がありましたが、これを実効あるものとするためには、科研費による雇用が可能となったことを良く周知しないといけないと思います。(予算計上が必要ですが平成13年度から科研費で人件費の計上が可能となったのはご存じでしたか?) 但しポスドク支援については、ご承知のように某省と某会議の意見(科研費雇用型と学振フェローシップ型)が対立しています。 現在なんらかの形で何れかの支援を受けているポスドクは3000名強だと思います。 (ポスドク自身はフェローシップ選好が強いようですが、世の流れは雇用型でしょう。) 何れにしても、身分が不安定な日本から雇用が安定している米国に優秀なポスドクが流れるのは自然だと思います。 このためにも早急にポスドク支援策を決定し、この流れを変えることが先決と考えます。 |
古いスレですが、自己レスですので固定ハンドルにもどします。 文部科学省がポスドク救済策の検討を始めた模様ですが、国立大学法人の教官ポストは削減の一方です。どのような解決策があるというのでしょうか? ちなみに旧国研は既にポスドクで溢れています。 http://www.yomiuri.co.jp/main/news/20040718i301.htm |
▼名前なしの権兵衛さん: >解法パターンをより多く覚え込んでしまい、本番ではそれらの類題 >の処理ということで乗り切る方が得策であるという考えが主流だと訊きます やることは同じでも、その技術を身につけて志望校に合格すればOK、という考え方の人と、志望校に合格するにはその技術も必要、と考えて勉強した人では雲泥の差があると思います。 >答えが解らない時、なぜ解らないのか、何が解れば答えがでるか、あるいは >そもそも最初から未知数の数だけ式がないのではないのか、あったとしても >解法の手順を間違うと答えが出ないのではないか・・・ >問題を解きに掛かる前に、作戦を立てるというか、前準備をするというか >整理すべきことは多いものです >彼らはそれが非常に苦手なようなのです うーん、これらの作業は研究的な仕事でなくても必要なものなので、日本の二指に入るような大学の学部・院卒が苦手としているというのはちょっと考えづらいです。こういう大学に合格する人は、要領が良い人が多いです。 名前なしの権兵衛さんの要求するレベルが高すぎるか、もしくは、誠に失礼ながら、日本の二指に入るような大学から名前なしの権兵衛さんの職場に就職される方は、大学にふさわしい能力が身についていない学生さんが多いのではないかと想像します。そういう学生さんでも卒業はできる、という現実はありますので。 >>論文雑誌などを見ていても、特に若手の論文に、他の研究者の援用ばかりでピリッとしないものが多いように感じるのは、思い過しでしょうか? 同じ話はしばしば耳にするので、思い過ごしではないと思います。学生の質の低下もさることながら、研究費分配における論文業績至上主義と、ハイグレードの論文が無理ならせめて数で勝負という方針の講座の増加、それを救済するための低レベル雑誌の乱立などの影響も大きいと思います。我々の世代が学んだ20年前とは、研究環境が異なります。 >大学院だけで、所謂「教科書的な勉強」態度が矯正できるものなのか >実は非常に懐疑的になっているのです 上述の、与えられた作業に対して必要な事項を整理して作業手順を設計する能力を身につける程度なら。まともな指導者が十分に時間をかけて指導すれば可能と思います。残念ながら、その作業を懇切丁寧に指導してくれる研究室は稀で、多くの場合は先輩の大学院生から見よう見まねで学び、悪循環を繰り返しています。 研究者としては、他にも様々な資質が必要なので、大学院での矯正は難しいと思います。向いてない人は、修士くらいで見切りをつけて転向した方がいいと感じます。 【20097】返信さんの最後の2つのコメント、全く同感です。 >(一貫校と公立の出身者でなにか傾向でもあるのでしょうか、あるいは一貫校で >あってもIQの程度により矯正出来たり、そうでなかったりするのでしょうか) 最低限の学力さえあれば、問題解決能力は高校以前の教育体制は無関係と感じます。何らかのセンスにより決まると思いますが、IQがそれを反映しているとは思えません。 |