Page 1623 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 通常モードに戻る ┃ INDEX ┃ ≪前へ │ 次へ≫ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ▼大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 大福餅 04/10/19(火) 22:38 ┣Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 一説 04/10/19(火) 22:50 ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 確認ですが・・・ 04/10/19(火) 23:50 ┣Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 いみなし 04/10/19(火) 23:57 ┃ ┣Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 はみだしっこ 04/10/20(水) 0:12 ┃ ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 大福餅 04/10/20(水) 7:47 ┃ ┃ ┗大学だけがすべてじゃない パパ塾 04/10/20(水) 11:22 ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 大福餅 04/10/20(水) 7:19 ┃ ┣Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 W 04/10/20(水) 8:47 ┃ ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 共感 04/10/20(水) 9:25 ┃ ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 大福餅 04/10/20(水) 9:44 ┃ ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 バラード 04/10/20(水) 10:25 ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 いみなし 04/10/20(水) 9:55 ┣Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 環境という要因 04/10/20(水) 2:15 ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 YJS 04/10/20(水) 12:48 ┃ ┗Re:「分散って?」 いちねんママ 04/10/20(水) 18:09 ┃ ┗Re:「分散って?」 YJS 04/10/20(水) 19:41 ┃ ┗Re:「分散って?」 いちねんママ 04/10/20(水) 20:04 ┃ ┗Re:「分散って?」 YJS 04/10/20(水) 23:16 ┣Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 うなづくばかり 04/10/20(水) 10:14 ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 東大300人 04/10/20(水) 10:26 ┃ ┣Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 大福餅 04/10/20(水) 10:59 ┃ ┗Re:大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 バラード 04/10/20(水) 11:17 ┗成功話だけではないでしょう。 おきらく 04/10/20(水) 10:46 ┗Re:成功話だけではないでしょう。 東大300人 04/10/20(水) 10:57 ─────────────────────────────────────── ■題名 : 大学進学率で評価する大いなる誤解と錯覚 ■名前 : 大福餅 ■日付 : 04/10/19(火) 22:38 -------------------------------------------------------------------------
ちょっとタイトルが大袈裟過ぎたかも知れませんが・・・ 度々この掲示板に各校の難関大学進学率(%)を小数点以下まで 計算してランク付けしている表をみます。 <学校>対<学校>の比較競争としては、まあ〜それも良いの ですが単純に「率」があっちよりこっちが高いとか低いとかで 受験校選びをするのは要注意でしょうね。 自分の子供を難関大学合格率が少しでも高いところに入れようと 考えるのが人情ではありますが、実は所詮、上位何番辺りに自分 の子供がいないと入れないかどうかだけの問題なんですね。 「率」が高いからと言ってもルーレットで確率を競う話とは別 ですから、幾ら率の高い学校に入っても下位に甘んじていたら 願いは叶わないし、率が低くても最上位にいれば合格できる・・。 率が低くても、実は生徒数が多い(母数が多い)からであって、 合格者の絶対数は結構多いところだってあるわけです。 大学の合格者数の枠は決まっている訳ですから、その枠に入る 成績を達成できるかどうか、即ち、合格者枠の絶対数に到達 できるかどうかだけの話、という事になるわけです。 指標としては率などより合格者の偏差値と自分の偏差値を比較 する方が自分の位置を推定する指標としては有効でしょう。 では、東大、東工大、一橋などの難関大学にどれだけ合格者を 出しているかを例に考えてみましょう。 例えば、20人前後合格する学校があったとします。 200名の生徒数とすると10%相当ですから、一見その学校に 入れれば10%の可能性はあるかも知れないと一般には考え ますよね。 でも、どうでしょう。上位20名の多くは実は更に偏差値の 高い中学を狙ったが、偶々一歩及ばず、不本意ながら押さえ 校として受けた中学に入学せざるを得なかった。 そんな生徒が上位を占めている・・・となるとこの学校を 偏差値的にも第一志望に相応しいと考えて受けても所詮上位陣 には手が届かない(勿論、中には入学後伸びる生徒もいるで しょうが)というのが現実ではないでしょうか。 (親として本当はそれでも期待したい処なんですけどね・・・。) 少々、回りくどくなりましたが、要はその学校からどれだけの 人数が難関大学に入っていてその一人に自分の子供が加われるか どうかだけの話であり、ルーレットやサイコロの確率の問題では ない、という事です。 どなたかが書いて折られましたが、コンスタントに東大30名 前後の合格者をだしていない学校は難関大学合格率を計算 しても年度で変動が大きく、そうした学校間で差異を論ずる のは無理があるといっておられましたが、私もそう思います。 そうは言っても一生懸命合格者数を伸ばそうとしている学校 の姿勢は大いに評価できますが・・。 結局のところ、どこの学校に入ろうがその中でどの位置の成績 をキープできるかで進学する大学の選択肢も決まるという事で、 個人個人の結果はは決して率で決まるものではないという事 です。 当たり前といえば至極当たり前の話なんですけどね。 時々難関大学の合格率で話が「沸騰」するようですので敢えて スレを立ててみました。 |
一説によると中学受験の時、6年生後半の模試の平均偏差値で64以上取っていると、その後、私立上位校で着実に勉強すれば東大や国公立医学部に現役で入れるそうです。早慶だと45以上だそうです。64という数字は私立上位各校の入学者平均偏差値と大学の合格実績を比較すると、それなりに説得力のある数字と思います。 |
▼一説さん: >一説によると中学受験の時、6年生後半の模試の平均偏差値で64以上取っていると、その後、私立上位校で着実に勉強すれば東大や国公立医学部に現役で入れるそうです。早慶だと45以上だそうです。64という数字は私立上位各校の入学者平均偏差値と大学の合格実績を比較すると、それなりに説得力のある数字と思います。 早慶は、45なのですか・・・何の偏差値ですか。 |
最終学歴が開成や桜蔭で止まってしまう子が居るのはどう考えるのでしょうねぇ〜 中1時の偏差値なんかその後の6年の生活でどうとでも変わります。 だからこそその変化を見るためでこその難関大学進学率でしょう。 お気楽にいい学校入ったらそのままいい大学に行けたらいいのにねぇ〜 世の中そんなに甘くありません。 中学入試がゴールじゃないんですよ |
▼いみなしさん: > 最終学歴が開成や桜蔭で止まってしまう子が居るのはどう考えるのでしょうね それは、はみだしっこ。 難関大学進学を目標にしない生き方を選択した子、ということでしょう。 開成や桜蔭に入学できるくらい高い知的能力がある子だから、あえて学歴社会に迎合しない生き方を選んで、クラスメートたちとは違った成功を収めることができるんだろうなあと思います。 でも、そういう優秀なはみだしっこにはなれそうにな凡子たちは、少しでも社会的評価の高い大学に行く方が、人生成功に近づけることは間違いない。少しでも社会的評価の高い大学に進学するためには、少しでも大学合格実績の高い中高一貫校を選ぶ。それが正解でしょ。 |
▼はみだしっこさん: >▼いみなしさん: >> 最終学歴が開成や桜蔭で止まってしまう子が居るのはどう考えるのでしょうね > >それは、はみだしっこ。 >難関大学進学を目標にしない生き方を選択した子、ということでしょう。 >開成や桜蔭に入学できるくらい高い知的能力がある子だから、あえて学歴社会に迎合しない生き方を選んで、クラスメートたちとは違った成功を収めることができるんだろうなあと思います。 >でも、そういう優秀なはみだしっこにはなれそうにな凡子たちは、少しでも社会的評価の高い大学に行く方が、人生成功に近づけることは間違いない。少しでも社会的評価の高い大学に進学するためには、少しでも大学合格実績の高い中高一貫校を選ぶ。それが正解でしょ。 一例をご紹介します。 「時の人」ソフトバンクの孫正義社長とこれまた「時の人」ライブ ドアの堀江社長は高い進学実績を誇る久留米大付属高の同窓生。 まあ、どちらも「はみだしっこ」といえば「はみだしっこ」です が、孫社長は国籍の問題で「自分は仮に東大に入っても官僚には なれないし、日本の大学を出ても不利な事が多い」と言って日本 の大学は受験せずに米国に渡った由。 (これは彼と同級生だったという知人から直に聞いた話。まあ、 あれだけの著名人になると公人のようなものなのでこの際、少々 プライベートなところに踏み込んで書かせてもらいますが。) 一方の堀江社長は順調に?東大(でも中退)へ。 彼らは「自分は何かが出来る」と見て何が何でも難関大学出には 拘らずに米国に行ったり、中退したり・・・。これも人生の選択 ですから。 |
▼大福餅さん: >▼はみだしっこさん: >>▼いみなしさん: >>> 最終学歴が開成や桜蔭で止まってしまう子が居るのはどう考えるのでしょうね >> >>それは、はみだしっこ。 >>難関大学進学を目標にしない生き方を選択した子、ということでしょう。 >>開成や桜蔭に入学できるくらい高い知的能力がある子だから、あえて学歴社会に迎合しない生き方を選んで、クラスメートたちとは違った成功を収めることができるんだろうなあと思います。 >>でも、そういう優秀なはみだしっこにはなれそうにな凡子たちは、少しでも社会的評価の高い大学に行く方が、人生成功に近づけることは間違いない。少しでも社会的評価の高い大学に進学するためには、少しでも大学合格実績の高い中高一貫校を選ぶ。それが正解でしょ。 > >一例をご紹介します。 > >「時の人」ソフトバンクの孫正義社長とこれまた「時の人」ライブ >ドアの堀江社長は高い進学実績を誇る久留米大付属高の同窓生。 >まあ、どちらも「はみだしっこ」といえば「はみだしっこ」です >が、孫社長は国籍の問題で「自分は仮に東大に入っても官僚には >なれないし、日本の大学を出ても不利な事が多い」と言って日本 >の大学は受験せずに米国に渡った由。 >(これは彼と同級生だったという知人から直に聞いた話。まあ、 >あれだけの著名人になると公人のようなものなのでこの際、少々 >プライベートなところに踏み込んで書かせてもらいますが。) >一方の堀江社長は順調に?東大(でも中退)へ。 > >彼らは「自分は何かが出来る」と見て何が何でも難関大学出には >拘らずに米国に行ったり、中退したり・・・。これも人生の選択 >ですから。 優秀なひとたちからすれば、大学はすべてじゃないというのはわかります。 ライブドアの堀江氏にしても、「東大を選んだ理由は、合法的に家を出るため。そして将来ビジネスを起こす際に東大でであれば若くても信用されるため」と語っています。 「だから、学部は正直どこでもよかった。一番入りやすい文IIIにした。」とも。 彼の場合は、東大は目的ではなく、将来ビジネスを起こすための手段・道具と割り切っていたところがあります。 孫氏や堀江氏の発想は、私学一貫校だからこそ生まれた多様な価値観に基づくものだと思います。 三田誠広の「パパは塾長さん―父と子の中学受験」には、自分の体験も交えて中学受験に踏み切った理由が書かれています。 三田さんは、当時の公立トップ校に入学したが、中でグレてしまった。しかし、グレたとはいえ仲間たちはもともと優秀な連中だったので、その中でも文学や演劇などについて語り合って大いに人生の勉強になった。 子供には一直線には育ってほしくない。人生での道草は大いにしてもらいたい。しかし、そのときどんな友人たちが周りにいるかが重要。できれば自分の高校時代と同じような環境においてあげたい。 そのためには、今の時代は玉石混交の公立ではなく、私立を選ばざるを得ないと。 こういう環境は数字には表れませんし、ここの掲示板ではあまり問題にされませんが、私立を選ぶ大きな理由のひとつだと思います。大学進学も大事ですが、終点ではありません。 クラブ活動もしてほしいし、それ以外にもちょっと寄り道もして豊かな経験をしてほしい。人生には多少のスパイスも必要です。そのために高校受験のない、自由な6年間という時間を買うのではないでしょうか。 |
▼いみなしさん: > 中1時の偏差値なんかその後の6年の生活でどうとでも変わります。 個々には個人差がありますから否定はしませんが、どうでも 変わるものなら学校の偏差値と6年後の進学実績に学校間の 逆転現象が起きてもおかしくありません。 それが見られない限り、総体的には中学の偏差値で6年後の 実績は大方決まると見た方が素直です。 それを変える要因として「環境という要因」さんが言われる 通り、環境によるモチベーションがありますが、その環境は 中学受験の偏差値の高い学校がより高いので結局のところ 高い偏差値の学校が難関大学入学の実績も上げやすいという ことでしょう。 難関大学合格者で一クラス編成ができるような学校は授業も 国立向け、私立向け、理系、文系の別が組みやすく有利に 機能するでしょうが、5人、10人ではクラスのバランス がとり難く、結局、塾とのダブルスクールで頑張ると言った 形を取らざるを得ないのではないでしょうか。 |
ダブルスクールの件は、偏差値(学校の)とは関係ないでしょう。 むしろ、昔からある伝統校で難関校にダブルスクール率が高い。 現在進行中の後進難関校は、学校が塾のような面倒の見方をするので、比較して少な目。 そして、もっと下の学校ともなれば、ダブルスクールまでして難関大学狙いなんて少ないからね。 「朱に交わればアカクなる」説もある意味当たっていますが、それも、ある一定ラインまでの前向きな子のみ。 裏目に出れば、早々と疎外感を感じて落ちこぼれの原因になりかねません。 上位層はどこの学校でもそれなりにいい大学に入れます。 でも真ん中以降はどこの学校の子でも大学はきつい。。 関西最難関中高から 専門学校へという方もいたそうです。 まさか、最初から専門学校は狙っていなかったろうから、やはり、苦しんだのではないでしょうか? 結論。 まず、学校の校風と子どもの性格が合うこと。:のんびりが必ずしもいいわけではない。 特に、塾浸りで親子でみっちり勉強してきたような子は、自由に放っておかれると、羽を伸ばして遊びすぎる傾向が。 適度な努力をして、真ん中以上の成績で合格する学校。:学校をおろそかにしたり、深夜遅くまで勉強したりーといった過激な勉強をしてでは、いずれ、頭うちに。 入学後(最終的に入学してきた子の中で)上からだいたい二割の位置をキープできること。 がポイントだと、受験塾の先生のお言葉。 この掲示板に出てくるような進学に力を入れている学校であれば、上位二割にいれば、東大はともかく、自分の行きたい方面への進学は諦めずにすみそうではありませんか? 東大も、塾とのwで頑張ればいけるのではないですか? だって、公立中高からでも入れるのですからね。 一概には言えませんが、我が子のまわりを冷静に見ていると、公立の子はほんと、強い!ですよ。 勉強も、自分がやろうと思えばドンドン塾へ行って頑張ってますしね。 自我がきちんと確立されているから、「昼からクラブやから」と、朝5時起きで勉強しているなんて、ザラ。 うちの子は、完全な「内申不利」タイプなので、私立中狙いですが、時々、不安と脅威を感じることがあります。 |
共感しましたのでひとこと。 ▼ > この掲示板に出てくるような進学に力を入れている学校であれば、上位二割にいれば、東大はともかく、自分の行きたい方面への進学は諦めずにすみそうではありませんか? そうですよね。楽しく6年間過ごして手堅く大学(いわゆるランキングによく出てくるような)へ入れるのであれば中学受験は有意義です > >一概には言えませんが、我が子のまわりを冷静に見ていると、公立の子はほんと、強い!ですよ。 >勉強も、自分がやろうと思えばドンドン塾へ行って頑張ってますしね。 >自我がきちんと確立されているから、「昼からクラブやから」と、朝5時起きで勉強しているなんて、ザラ。 >うちの子は、完全な「内申不利」タイプなので、私立中狙いですが、時々、不安と脅威を感じることがあります。 これもそのとおりですよね。公立上位の生徒はたくましいです。上のこがまさにそうです。ただ私立とちがってそれはごく一部ですが。 下の子には受験を考えています。 というのも上の子のように運動,音楽、含めたパーフェクトさがないのと早いうちから 勉強に目覚めている為、高校受験まで時間が有りすぎます。一人目ほど目をかけたりできないので、公立の雰囲気にながされてしまうかも、と不安もあります。 ですから中学受験をもくろんでいます。 |
私学の良いところはそれぞれ校風によって子供に向きそうなところ、 向きそうもないところが大体見当がつくというところでしょうか。 大学受験を考えた場合、自由奔放な校風に上手く乗って友人仲間 と切磋琢磨できる環境に合うタイプ、どんな環境であってもコツ コツと自分のペースで行けるタイプ、ある程度学校のサポートを 期待しないと沈没しそうなタイプ・・・・色々ですからそれぞれに 合う学校を選んで受験するという事が大事なんでしょうね。 ところで東京西部地区で大健闘している都立高校に通わせている 親御さんから聞いた話ですが、最初から浪人を決め込んで難関大学 を狙う雰囲気が生徒全体にある、ということですが、事実はどう なんでしょう? もし、そうであればやはり子供に合いそうな私学の中から選んだ 方が未だマシかなと思うのですが・・・。 |
▼大福餅さん: >私学の良いところはそれぞれ校風によって子供に向きそうなところ、 >向きそうもないところが大体見当がつくというところでしょうか。 > >大学受験を考えた場合、自由奔放な校風に上手く乗って友人仲間 >と切磋琢磨できる環境に合うタイプ、どんな環境であってもコツ >コツと自分のペースで行けるタイプ、ある程度学校のサポートを >期待しないと沈没しそうなタイプ・・・・色々ですからそれぞれに >合う学校を選んで受験するという事が大事なんでしょうね。 > 書かれてるとおりだと思いますね。 大変難しい予測です。6年間で子どもはどう変化していくのか、 まさに親の眼力ですね。 御三家入って、順調に能力伸ばしていくタイプ。 御三家入って世の中には、こんなにできるやつがいるのか、 でコンプレックスもってしまい縮こまるタイプ。 ここに来たら当然東大に入らなければ、というプレッシャーに押しつぶされる タイプもいます。 そういうタイプなら 何も苦労して御三家でもなく、ゆうゆうお山の 大将とれる学校ならよっぽど伸び伸びできたのにとか。公立でも。 そっちの方がもともと頭はいいのだから、楽に東大にとか。 もう一つ難しいのは、サポート良すぎて息苦しいとか、反発するタイプ。 高校になれば、もっと自由にやらせてくれよ、とか自分の勝手でしょ となる子も多いですから。そうなるとこういう学校では「では 好きに したら」とならざる得ないですね。 >ところで東京西部地区で大健闘している都立高校に通わせている >親御さんから聞いた話ですが、最初から浪人を決め込んで難関大学 >を狙う雰囲気が生徒全体にある、ということですが、事実はどう >なんでしょう? >もし、そうであればやはり子供に合いそうな私学の中から選んだ >方が未だマシかなと思うのですが・・・。 私立でも同じです。一部聖光とか現役率高いところもありますが、 男子に限っては、御三家でも現役率4−6割じゃないですか。 女子で7割台。 ただ、都立も私立も もちろん学校のレベルによってですが、難関大学 といわれている 学校名が違うだけじゃないでしょうか。 たとえば、現役時、東大合格すれすれで落ちたら、だいたい男子は 浪人して、次の年入ります。女子は浪人する子もいるけど早慶 その他に進学する子も。(この辺は都立も私立も同じ) 都立で、高3でほぼ受験勉強しないで、浪人時代にはじめて 受験勉強開始となると、なかなか希望どおりとはならないかも。 入れた大学に進学することと。 これは、いくら進学校だといわれても、御三家といわれる ところでも私立でもいますよ。 |
それがあるから俗に言う成り上がり校が存在するのでは? |
▼大福餅さん: >>自分の子供を難関大学合格率が少しでも高いところに入れようと >考えるのが人情ではありますが、実は所詮、上位何番辺りに自分 >の子供がいないと入れないかどうかだけの問題なんですね。 >結局のところ、どこの学校に入ろうがその中でどの位置の成績 >をキープできるかで進学する大学の選択肢も決まるという事で、 >個人個人の結果はは決して率で決まるものではないという事です。 ご指摘の点、ある程度同意いたします。 でも生徒を取り巻く環境というのも大きなファクターではないでしょうか。 勉強でも何でも、学校では友達や先輩に影響されることが少なくないと思います。 たとえば大学受験を意識し始める頃に友人同士の会話に中で、 「どこ受ける?」「どこ狙ってる?」という話題になったときに、 「東大」「え゛〜〜〜東大!? スッゴ〜イ!」という環境と、 「俺、文I」「俺も文I」「僕は理IIだ」「あたしは文III」 という環境では、モチベーションが全然違ってくると思います。 またクラブの先輩など身近な人間が普通に東大などに合格していく姿を 日常的に見ていると、東大など難関大学への進学がごく普通で当たり前の 現象としてとらえられると思います。そして東大などがすごく身近に感じられ、 「なんだ、あの人でも入れるのか。よし、やってやろうじゃないの!」 「毎年クラスで5人〜10人は東大に入ってる。じゃもちょっと頑張るか!」 なんてことになろうかと思います。 ですから御三家や難関国立の場合、たとえ学校自体が進学指導に不熱心でも、 生徒の熱意と能力、そしてコンスタントな実績が、生徒のモチベーションを 否応なしに高めてくれる機会が多いと思うんです。 世代を超えて、また同世代で、友人同士で、互いに刺激しあい、高めあう。 そういう「環境」こそが御三家などの難関校の魅力の一つだと思いますし、 そういう魅力とメリットを享受するがために難関校に入学する(入学させる) 価値はあろうかと思います。 |
▼環境という要因さん: >…生徒を取り巻く環境というのも大きなファクターでは >ないでしょうか。 >… >世代を超えて、また同世代で、友人同士で、互いに刺激 >しあい、高めあう。 生得の資質以外の面での「環境という観点」から、家庭と仲間 とどちらが(共有環境と非共有環境のどちらが)子どもにより大 きな影響を与えるかについて、ジュディス・ハリスの「子育ての 大誤解」や安藤寿康の「心はどのように遺伝するか」が参考にな ると思います。 スティーブン・ピンカーの最近の邦訳にもある通り、ヒト行動 遺伝学では常識と言って良さそうで、要するに非共有環境の方が 圧倒的に(環境要因の中では)重要である、と。 ただし、行動遺伝学はあくまでも統計学の手法を用いて差異の バラツキ:分散を対象としていることは押さえておく必要がある と思います。勘違いしやすく、またその勘違いによる影響が大き なものになりがちなので、「分散って?」という方はできれば上 掲書を御覧いただいた方がよいと思います。 |
▼YJSさん: > 生得の資質以外の面での「環境という観点」から、家庭と仲間 >とどちらが(共有環境と非共有環境のどちらが)子どもにより大 >きな影響を与えるかについて、ジュディス・ハリスの「子育ての >大誤解」や安藤寿康の「心はどのように遺伝するか」が参考にな >ると思います。 > スティーブン・ピンカーの最近の邦訳にもある通り、ヒト行動 >遺伝学では常識と言って良さそうで、要するに非共有環境の方が >圧倒的に(環境要因の中では)重要である、と。 > ただし、行動遺伝学はあくまでも統計学の手法を用いて差異の >バラツキ:分散を対象としていることは押さえておく必要がある >と思います。勘違いしやすく、またその勘違いによる影響が大き >なものになりがちなので、「分散って?」という方はできれば上 >掲書を御覧いただいた方がよいと思います。 たまたまその3冊とも読みました。とくにピンカーの『人間の本性を考える』(下巻)の「子育て」の章はおもしろく、そこに紹介してあったハリスの分厚い本に目を通さなくても、要点とハリスの論に対する疑問点までが適確に示してあって、すばらしい解説になっていると思いました。 ただ、「分散って?」ということについては、「分散」という言葉自体はいくどか登場して素人の誤解を避ける配慮が見られますが、それ以上踏み込んだ説明はありませんでしたよね? やはり統計のある程度専門的な知識がないとそこはわかりにくいかな、と感じました。 |
▼いちねんママさん: >…「分散」という言葉自体はいくどか登場 >…統計のある程度専門的な知識がないとそこはわかりに >くいかな、と感じました。 私の考えでは、「差に注目している」ところがアブナイのでは ないかと。バラツキに注目する限りにおいて、共有環境の寄与度 は共有環境が劣悪でも統計的に計算できてしまいます。そして結 論として「共有環境によって兄弟を似させることはできない(か なり困難)」が出てきます。 でも、どうゆう環境かは重要ですよね。どの子どもに対しても 健やかに育って欲しいはずで、似て欲しいわけではないはず。劣 悪で良いわけない。 だから「じゃあ親や家庭はどうでもいいんだ」というのが最高 にマズイ反応です。環境をできるだけ良くすることはやはり重要 なのですから。 行動遺伝学が示しているのは「例えば二卵性の双生児に変わら ず最高の環境を与えても生得と非共有環境とから差が出てくる、 ひとりの子の達成度をもって他の子の達成度を同じにすることは 共有環境では望み薄である」ということ。「共有環境がどうでも 良い」とは言ってないのです。でもそう勘違いしやすい。たぶん、 わが子であればどの子もデキが良く(知能指数が高く)あって欲 しいというバイアスのせいかも。 少なくとも安藤寿康氏の著書にはその辺りに注意が必要だと何 度も書いてあります。 が。統計学の本を読んでもそのココロは書いてないことが多い かもしれません。 |
▼YJSさん: 私が申し上げたかったのは、 >「分散って?」という方はできれば上掲書を御覧いただいた方がよいと思います。 という文面から、「分散」という概念について説明がしてあると受け止めた方が上掲書をお読みになった場合に、ちょっと違うと感じられるのではないか、ということでした。(あくまで私の読後感にすぎず、瑣末なことかもしれませんが) 「じゃあ親や家庭はどうでもいいんだ」というふうな誤読をしないでほしい、というのは、どの本でも念を押してありましたね。 ただし、 >環境をできるだけ良くすることはやはり重要なのですから。 と断言されると、また誤解の生じる余地が出てきそうにも思われます。(「重要ではない」などとはもちろん言えないわけですが…) 「良くする」の「良く」とはどういうことなのか、「良く」すれば「良い結果」が出るのか、そこは結論が出ていない微妙な部分ではないでしょうか。(というか、それが良いのだ、という従来の考え方への反論が、上掲書の本のポイントのひとつである――そのために反発も強かった――と私は読み取りました) |
▼いちねんママさん: >…「分散」という概念について説明がしてあると受け止めた方が >…ちょっと違うと感じられるのではないか、ということでした おっしゃる通りです。不適切な表現であったことを掲示板を 御覧になっている方にお詫びします。 言い訳ですが…私の感覚としては統計学の教科書を読んでも やはり誤解されやすいと思っていまして、力不足を承知で説明 を試みた次第です。(あれで理解できたなら分散や標準偏差の 定義を確認しなくても良いだろう、と。) >…「良くする」の「良く」とはどういうことなのか、「良く」す >れば「良い結果」が出るのか、そこは結論が出ていない この部分に関しては、安藤寿康氏「心は…」の第6章「遺伝 と教育」の議論が念頭にありました。 良くするとは、例えば何も教えない〜教科書を棒読みするだ け〜色々なエピソードを挙げて記憶を強化する工夫をする〜… のようなことを具体的なエビデンスを求めて評価して有効な方 法を選択する、というようなことを考えてます。 知識は湧いて出るわけではなく、知識には信頼に足るものと そうでないものがあり、教え方にも有効なことが実証されてい るものもあります。「心は…」の203ページ辺りからがそれ に関する記載になっていると思います。 私、算数や数学については「優秀な子にも有効だろうし、そ れほどでなくてもやはり有効だろう」という方法があると思っ てまして、別のトピック「頭の良さって遺伝…」でそれらを記 載している(と私が感じた)書籍を紹介しています。私として は、ですから「良い方法があり、それはそれなりに良い結果を 生むだろう」という立場にいると自覚しています。 ズレた回答になっているかもしれません。その際はご容赦を。 |
▼大福餅さん: >少々、回りくどくなりましたが、要はその学校からどれだけの >人数が難関大学に入っていてその一人に自分の子供が加われるか >どうかだけの話であり、ルーレットやサイコロの確率の問題では >ない、という事です。 > 私も常々そう思っています。 塾選びでも合格率ばかりを気にする方多いですから。 勘違いしている人も多いのではないかと・・・。 有名大学進学率の多い学校へ入れれば、自分の子も確実にその道を 歩めるのだと。 ただ環境によるというご意見はこれもまた説得力のあるご意見ですね。 御三家クラスで皆が東大を目指している中、 なかなかMARCHクラスの学校へなどとプライドもある事ですし、 勇気のいることでしょう。 逆に友人が皆浪人があたりまえの環境にいたら、 流れやすい事もよくわかります。 根本的に私には中学入学の時点でもう我が子のレールをひきたがる心理が どうしても理解できない。 有名大学に入れる事=幸せなんだろうか? 目標をもって向上していく事はすばらしい事だが、 入り口はゆとりあるが、良い実績の学校など 相当な課題量があったり、きつい生活を送っているのだろうと 思うと、そんな6年間を過ごして楽しいのだろうか・・・・・。 価値観の相違なのかな・・・・独り言です。 |
▼うなづくばかりさん: 昔都立日比谷高校って東大300人合格していた頃があったのです。それは今はどうでしょう? そう考えると、日比谷というのは、優秀な生徒が集まっていたから東大合格者がたくさんいたのであって、先生の指導が素晴らしいから、というのとも違うのかなと思いました。 だから、開成は、私学だから日比谷とまでは行かないでしょうが、やはり優秀な生徒が入るから大学進学実績がいい、ということは、言えると思うのです。 もし、開成の子供が、ごっそりと巣鴨に入ったらどうなるのでしょうか? ひょっとして、東大300人くらい入れてしまう? それとも、のびのびの方が力出せるということで、意外とだめになってしまうかしら。 御三家など、上の方の学校の実績がいいのは、優秀な生徒のせい。 それより下の学校の実績がいいところは、学校がひっぱるせい。 と、ちょっと思ってしまうけれど。 |
▼東大300人さん: >▼うなづくばかりさん: > >昔都立日比谷高校って東大300人合格していた頃があったのです。それは今はどうでしょう? >そう考えると、日比谷というのは、優秀な生徒が集まっていたから東大合格者がたくさんいたのであって、先生の指導が素晴らしいから、というのとも違うのかなと思いました。 当時は番町小、麹町中から日比谷高というコースが模範?で 親たちはわざわざ住所を小学校の近くに移した・・・昔から 受験には今に劣らぬ凄まじいものがありますね。 日比谷の話が出たついでに(雑談程度にお聞き頂ければ) 私の高校では嘗て日比谷高が使っていたという教科書が あてがわれ、生徒が四苦八苦した経験があります。 実はその教科書、文部省が「高校生には難しすぎる」と言って 認可を取り消してしまったもの。当然、日比谷も採用中止。 それを私の高校は町の印刷屋に磯かに復古版を作らせ使わせた。 何が苦労したかと言えば、本屋に行ってもアンチョコを売って いない事。予習するにも手掛かりがなく正に四苦八苦。 あの発刊禁止の教科書を思い返すと、きっと日比谷は生徒も 教師も優秀だったんだろうなあ〜と。実感です。 でも300人とは凄いですね。 |
▼東大300人さん: >▼うなづくばかりさん: > >昔都立日比谷高校って東大300人合格していた頃があったのです。それは今はどうでしょう? >そう考えると、日比谷というのは、優秀な生徒が集まっていたから東大合格者がたくさんいたのであって、先生の指導が素晴らしいから、というのとも違うのかなと思いました。 > >だから、開成は、私学だから日比谷とまでは行かないでしょうが、やはり優秀な生徒が入るから大学進学実績がいい、ということは、言えると思うのです。 > >もし、開成の子供が、ごっそりと巣鴨に入ったらどうなるのでしょうか? >ひょっとして、東大300人くらい入れてしまう? >それとも、のびのびの方が力出せるということで、意外とだめになってしまうかしら。 > >御三家など、上の方の学校の実績がいいのは、優秀な生徒のせい。 >それより下の学校の実績がいいところは、学校がひっぱるせい。 >と、ちょっと思ってしまうけれど。 300人はオーバーだと思いますが、200人かな。 これは、戦前からの一中(日比谷)−一高(東大教養学部)−東大 のルートが残っていたのだと思います。いわゆる官僚というか、役人の 育成のために国策に近い教育養成機関ですね。 戦後も、日比谷は今と全く違うリベラルで、汎用的な学校だったと思います。 100分授業。旗揚げ授業(好きな先生の好きな授業に出席)。 ドイツ語、哲学、芸術など、受験と関係ないようなしかし充実した授業。 思想や哲学、政治や芸術に熱い議論の仲間たち。 庄司薫さんの著作読むと垣間見られる部分もあります。 そもそも、入試も9科目900満点で、音楽、美術、体育などの試験も ありましたが、日比谷めざす子は、ほぼ850点以上はとっていたでしょう。 昭和40年代はじめに、都立再編、学校群導入で、都立崩壊の道へと なったと思いますが、私立の一部には、この中の良き校風を取り入れたり 今でも、このリベラルな、あまり東大とか受験とかにとらわれないで 伸び伸びとやりたいことやって、なおかつ東大もめざすという つわものも、各私立にもぱらぱらいるとは思います。 一方、早くから、受験対策に絞って、東大合格何人を目標に、他のこと は極端に言えば切り捨てて、やってる学校や生徒もいると思います。 開成いって伸びる子、巣鴨で伸びる子、麻布や武蔵のような学校で延びる子 それぞれいるのでしょう。(反対もですが) |
東大や、難関大に失敗した子たちの母集団は、どうしちゃうのでしょう。 いずれは・・と、母子ともども、期待して入った難関中。 本人は、人もうらやむような難関中で、挫折感を味わったとか、 限界を感じて、絶望感にさいなまれたとか・・ 母は、奈落の底でしょうね。 いずれにしても、悲惨な話は、外にはもれてこないのでしょう。 まさかも、入学前に自覚しておいたほうがよいでしょうね。 |
▼おきらくさん: >東大や、難関大に失敗した子たちの母集団は、どうしちゃうのでしょう。 > >いずれは・・と、母子ともども、期待して入った難関中。 >本人は、人もうらやむような難関中で、挫折感を味わったとか、 >限界を感じて、絶望感にさいなまれたとか・・ > >母は、奈落の底でしょうね。 > >いずれにしても、悲惨な話は、外にはもれてこないのでしょう。 > >まさかも、入学前に自覚しておいたほうがよいでしょうね。 そうそう、成功した話の方が、人は語りたがるから・・・。 ちょっと話はずれますが、よく難関校に合格する子で 「6年生の最後までサッカーやっていて、余裕で入れました」という話、よく目にしますよね。 でも、中には 「6年生の最後までサッカーやりすぎてしまって、第一志望の難関校落ちました」って子だって絶対いる筈です。でもそういう話って聞かないんだよね。 それと同じことでしょ。 |